チョーク vs ホワイトボード|それぞれの長所と短所

最終更新: 2026年6月10日

黒板とチョーク、ホワイトボードとマーカー。どちらが良いの?とよく聞かれます。実はどちらにも長所と短所があり、向いている場面が違います。このページでは両者をフェアに比べてみます。

やさしい まとめ

黒板とホワイトボードは、どっちがえらいかではなく、ばめんで使い分けるのがせいかいだよ。

チョークと黒板の長所・短所

まずは黒板とチョークの良いところ・気になるところを整理します。

長所

  • 大きな面に一度にたくさん書ける。
  • 強く書けば濃く、軽く書けば薄く、力加減で表現できる。
  • チョーク自体は安価で、まとめて使いやすい。

短所

  • 粉が出る(掃除や、人によっては気になる点)。
  • 黒板消しの手入れが必要。
  • 濡れた布で消すと乾くまで書きにくい。

チョークの粉は「書くとき」よりも、黒板消しで消すときや、黒板消しをたたいて粉を落とすとき に多く出ます。粉が気になる場合は、消し方の工夫が効果的です(粉と健康・掃除のコツ を参照)。

ホワイトボードの長所・短所

次にホワイトボードとマーカーです。

長所

  • 粉が出ない。発色が鮮やかで見やすい。
  • さっと消せて、書き直しが速い。

短所

  • マーカーのインクが乾いたり、補充・交換が必要。
  • 反射して、角度によっては見えにくいことがある。
  • 大きな面いっぱいに長時間書く用途では、インクの消耗が早い。

また、ホワイトボードは表面がいたんでくると、古いインクの跡がうっすら残って消えにくくなることがあります。長く使うほど「きれいに消えるか」がだんだん落ちていくのは、黒板にはない弱点です。

なぜ黒板は長持ちするの?

「黒板は何十年も使える」とよく言われます。その理由のひとつが、いまの学校用黒板の多くに使われている ホーロー(琺瑯/ほうろう) という表面材です。

黒板メーカーのサカワによると、ホーローとは「鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面に、ガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けたもの」で、耐久性・耐酸性・耐摩耗性にすぐれる とされます。同社は、ホーロー製の黒板はスチール製にくらべて表面の耐久性が高く、チョークの描き心地と消えやすさが長持ちする と説明しています。

ガラスのように丈夫な層が表面を守っているので、毎日チョークでこすっても簡単にはすり減りません。インクの跡が少しずつ残っていくホワイトボードとは対照的に、黒板は「書いて・消す」をくり返しても書き味が落ちにくい――これが、長く使われ続けてきた理由のひとつです。

黒板づくりの歴史は意外と長く、サカワは1919年(大正8年)の創業から100年にわたって黒板を作り続けてきた、と公式サイトで紹介しています。

場面ごとの向き不向き

どちらが優れている、ではなく「場面に合うかどうか」で選ぶのがコツです。

場面向いている
大教室で長時間、板書する黒板+チョーク(大きく書ける・安価)
少人数の打ち合わせ・さっとメモホワイトボード(消しやすい・粉なし)
図や色を頻繁に使うどちらも可(色チョーク/カラーマーカー)
粉を出したくない環境ホワイトボード

最近は黒板とホワイトボードの良さを取り入れた製品も増えています。たとえばサカワには、これまで通りチョークでも書けて、プロジェクターの映像を直接きれいに投影もできる「映写対応」の黒板があります。道具は「目的に合わせて選ぶ」のがいちばんです。

まとめ

  • 黒板+チョークは「大きく・安く・力加減で表現」が得意。粉は出る。
  • ホワイトボードは「粉なし・消しやすい・鮮やか」。インク補充が要る。
  • どちらが上ではなく、使う場面で選ぶのが正解。

両方の長所を知っておくと、場面に応じて上手に使い分けられます。

よくある質問

Q. 黒板とホワイトボードはどっちがいいの?

A. どちらが上ということはなく、場面で選ぶのが正解です。大きな面に長時間書くなら黒板+チョーク、少人数でさっとメモしたい・粉を出したくない場面ならホワイトボードが向いています。

Q. 黒板はどうして長持ちするの?

A. 学校用黒板の多くは「ホーロー」という、金属の表面にガラス質を高温で焼き付けた表面材を使っています。耐摩耗性にすぐれ、チョークの描き心地と消えやすさが長持ちするとされ、黒板が何十年も使われる理由のひとつです。

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