症状逆引き診断
モンステラの異変から、考えられる原因と対処を絞り込みます。質問は 2 ステップで完了します。
下記は全症状と考えられる原因・対処の一覧です。JavaScript が有効な環境では、ステップ式の診断ツールで絞り込めます。
葉:葉の色・形・ハリの異常
葉が全体的に黄色くなる
水のやりすぎ・根腐れの初期
鉢内が常に湿った状態で、根が酸素不足を起こしている可能性。最も多い原因。
水やりを完全停止し、土を完全に乾燥させる。サーキュレーターで通気を確保。
自然な下葉の老化
株の最も下の葉が時間経過で黄変するのは生理的に正常な範囲のことも。
他の葉が健康なら経過観察で問題なし。気になる古い葉は剪定可能。
葉先や周縁が茶色く枯れ込む
葉の表面に褐色〜黒の斑点・薄い茶色
葉焼け(強い直射日光)
直射日光や急激な光量変化で組織が損傷した状態。一度焼けた部分は回復しない。
レースカーテン越しの明るい日陰へ移動。焼けた葉は気になるなら剪定。
新葉だけが小さく弱々しい
根詰まり
2 年以上植え替えていない場合、鉢内で根が回りきって新しい成長を支えられない。
鉢から抜いて根を確認し、必要なら 1 サイズ大きい鉢へ植え替え。
成熟株なのに新葉に切れ込みが入らない
省エネモード(環境ストレスのサイン)
株がエネルギーを節約する状態に入っており、切れ込みを作る余裕がない。複数の原因が重なっていることが多い。
日照・根詰まり・温度ストレス・水分ストレスを総合的に見直す。
葉裏に微小な赤茶〜白の点・葉全体がカスリ状
ハダニ
乾燥した環境を好む害虫。冬の暖房期に発生しやすく、放置すると葉全体が色抜けする。
葉水で湿度を上げる予防と、発生時は葉裏を水で洗い流す。広範囲なら殺虫剤。
葉脈に沿うかすり状の銀白色斑
アザミウマ(スリップス)
体長 1〜2mm の細長い微小昆虫。新芽や葉裏に寄生し、表皮を破壊して吸汁。被害組織が銀白色に反射する。ウイルス病の媒介者でもある。
黄色〜青色の粘着トラップで初期捕獲。広範囲なら浸透移行性殺虫剤(オルトラン粒剤等の観葉植物適用品)を株元へ。
葉や茎に白い綿状のかたまり・茶色いカサブタ状
葉裏に白い粉状の小虫が密集・葉を揺らすと一斉に舞う
コナジラミ
全長 3mm 以下の白い羽虫。葉裏に密集して吸汁し、加害部位が白っぽく退色。甘い排泄物ですす病を誘発、ウイルス病も媒介する。
黄色粘着トラップで誘引。葉裏へ薬剤を散布。サーキュレーターで風を当て発生を抑える。
新芽や柔組織に黄〜緑〜黒の小虫が群がる
アブラムシ
極めて高い繁殖力で集団寄生。葉の巻き込み・縮れを引き起こし、甘い排泄物(甘露)ですす病を誘発。モザイクウイルス等の媒介者でもある。
強めのシャワーで物理的に洗い流す。広範囲なら浸透移行性殺虫剤を株元に。
葉面に不整形の黒褐色斑点が広がる(屋外管理時)
カビ・細菌性の葉斑病害
炭疽病・斑点細菌病・葉枯病など。室内では稀ですが、屋外管理や過湿環境では発生することがあります。同心円状に広がるのはカビ性、葉脈に沿う水浸状なら細菌性の可能性。
発病葉を即時切除してビニール袋に密閉廃棄。風通しを確保し、器具を消毒。広範囲なら観葉植物適用の殺菌剤(カビ性ならベンレート系、細菌性なら銅殺菌剤)を規定濃度で使用。
葉のハリ・光沢が落ちて頼りない柔らかさ
根腐れの初期サイン
根が酸素不足で機能低下を起こしている可能性。3〜5日で乾く土が 1 週間以上湿っていれば要警戒。
水やりを停止して土を完全に乾かす。サーキュレーターで通気。
茎・幹:主茎の変色・軟化・倒伏
地際の主茎が黒〜黒褐色でブヨブヨ
根腐れの末期(軟腐病)
腐敗が地際まで及んでいる深刻な状態。通常の植え替えでは救えない段階。
上部の健全な緑色部位(節と気根含む 10〜15cm)を切り出し、水挿しでクローン救出を試みる。
茎にしわが寄っている
自重を支えられず倒れる
根・鉢の中:根の異変・鉢内の状態
鉢底や土からドブ臭・腐敗臭
根が黒くブヨブヨ・引っ張ると抜ける
鉢底から大量に根が飛び出している
土の表面に小さな黒い虫(コバエ)が飛んでいる
キノコバエ(コバエ)
用土が常に湿っているのが主因。幼虫は根を食害することも。
水やり間隔を空けて土を乾燥気味に、表土を赤玉土や軽石で覆って卵が産み付けられない環境に。
全体:株全体に関する症状
成長期なのに新芽が出ない・止まる
土が長期間(1週間以上)湿ったまま
鉢が大きすぎる
株のサイズに対して鉢と土の量が多すぎると、土が乾きにくくなる。
次回植え替え時に株のサイズに合った鉢へ。鉢サイズアップは 1 段階まで。