ビーツのレシピ|ボルシチ・ピクルス・ポタージュなど目的別の食べ方
初めてのビーツでも作りやすい料理を、目的別に集めました。定番のボルシチやサラダ、作り置きのピクルス、おもてなしのポタージュ、お弁当が華やぐピンクのポテトサラダまで。鮮やかな色を活かせるのがビーツ料理の楽しさです。皮ごと加熱や色移り対策などの下ごしらえは [下ごしらえ](/beets-info/prep/) にまとめています。
ビーツの下ごしらえ(皮ごと加熱・きれいな色を保つコツ・加熱後の皮むき・手やまな板の色移り対策)は、下ごしらえ のページにくわしくまとめています。ここでは、下ごしらえを済ませたビーツで作れる 代表的な料理 と、捨てがちな 葉と茎 の使い方をご紹介します。
目的から選ぶ
「何を作ろう?」と迷ったら、目的から選ぶのもおすすめです。気になる料理から読んでみてください。
| こんな時 | おすすめの料理 |
|---|---|
| 定番をしっかり味わう | ボルシチ、ビーツのサラダ |
| 朝や運動前に手軽に | ビーツのスムージー |
| 作り置き・常備菜に | ビーツのピクルス |
| おもてなし・前菜に | ビーツのポタージュ |
| お弁当・食卓の彩りに | ピンクのポテトサラダ |
| 余さず使い切る | 葉と茎の活用 |
ボルシチ
東欧の伝統料理で、ビーツの代名詞ともいえる料理です。
基本の材料(4人分の目安):ビーツ2個、玉ねぎ1個、にんじん1本、キャベツ1/4個、牛肉200g、トマト缶1個、にんにく、ローリエ、塩・コショウ、お酢少々
ポイント:
- 茹でたビーツを千切り or 角切りにして加える
- 仕上げに お酢かレモン汁 を少量加えると色も味も引き締まる
- サワークリーム を添える(味の決め手&シュウ酸対策にもなる)
ビーツのサラダ
加熱したビーツの甘みと、フェタチーズやヤギチーズの塩味が絶妙に合います。
基本の組み合わせ:
- 茹で or ローストしたビーツ+フェタチーズ+クルミ+ベビーリーフ
- ドレッシングはオリーブオイル+バルサミコ酢+ハチミツが定番
生のビーツを薄くスライスして、レモン汁とオリーブオイルで和えるだけの「カルパッチョ風」も絶品。ゴルゴ(渦巻き)品種を使うと見た目が華やかです。
ビーツスムージー
朝食や運動前にぴったり。栄養を逃さずに摂取できます。
基本の材料:生のビーツ1/4個、バナナ1本、いちごやベリー類、豆乳 or ヨーグルト、ハチミツ少々
ポイント:
- 生のビーツは皮を剥いて小さく切る
- バナナや甘いフルーツと合わせると土の風味が和らぐ
- ヨーグルトを使うと シュウ酸対策 にもなる
ビーツのピクルス
作り置きや常備菜にぴったり。冷蔵庫で 1ヶ月以上 日持ちし、サラダの彩りやお酒のおつまみに重宝します。
作り方の要点:
- 下ゆでしたビーツを薄切り or 角切りにする
- 酢・水・砂糖・塩を温めてピクルス液を作り(ローリエやクローブを加えても)、ビーツを漬ける
- 粗熱が取れたら冷蔵庫へ。数時間〜半日 で味がなじむ
ゴルゴ(渦巻き)やゴールデンを使うと、ピンク一色にならず、断面の模様や色の違いで見た目が華やかになります。
ビーツのポタージュ
鮮やかなピンク色が目を引く、おもてなしにぴったりの一品。温かくても、冷やしても美味しくいただけます。
基本の材料:下ゆでしたビーツ、玉ねぎ、じゃがいも(少量)、牛乳 or 豆乳、コンソメ、塩・コショウ
ポイント:
- 玉ねぎをやわらかく炒め煮にし、ビーツと一緒にミキサーでなめらかにする
- 牛乳や豆乳でのばし、塩で味を調える
- 仕上げにサワークリームや生クリームをひと垂らしすると、ピンクに白が映える
ピンクのポテトサラダ
いつものポテトサラダにゆでビーツを混ぜるだけで、驚くほど鮮やかなピンク色に。お弁当の彩りや、食卓の話題づくりにおすすめです。
作り方の要点:
- じゃがいもを茹でて(またはレンジで加熱して)つぶす
- 下ゆでして皮をむいたビーツを 5mm角 に刻む、またはすりおろして混ぜる
- マヨネーズ・塩・コショウで味を調える。刻んだ玉ねぎやゆで卵を加えても
ビーツの量で色の濃さを調整できます。少量なら淡いピンク、多めなら濃いマゼンタ色に。すりおろすと全体が均一なピンクになります。
葉と茎も食べられる
実は、ビーツの 葉 や 茎 はとても優秀な野菜です。ホウレンソウと同じ仲間なので、似た使い方ができます。カリウム・鉄・ビタミンが豊富で、捨ててしまうのはもったいない。
茎の使い方
茎の部分は、しっかりとした食感と、ほんのり甘い味わいがあります。
- 塩・ごま油・めんつゆで炒め煮 → ご飯のお供にぴったりな佃煮風
- 酢漬け → 鮮やかなピンクのピクルスに
葉の使い方
葉は柔らかく、ホウレンソウ感覚で使えます。
- にんにく炒め → オリーブオイル+にんにく+塩で炒めるだけ
- スープの具 → 仕上げに加えるだけで彩りも栄養もアップ
- ダル(インド風カレー) → 茎ごと刻んで入れると本格的な味わいに
ビーツを買った直後に、根と葉・茎を切り分けて別々に保存するのがコツです。一緒に置いておくと、葉に水分を奪われて根がしぼんでしまいます。詳しくは 保存方法 のページで解説します。
料理に慣れたら、ビーツの選び方や保存方法も知っておくと便利です。
❓ よくある質問
Q. ビーツの皮はいつ剥けばよいですか?
A. 加熱後に剥くのが鉄則です。生の状態で皮を剥いたり切ったりして茹でると、水溶性のベタシアニン(赤色色素)が水に流れ出て色も栄養も失われます。皮付きのまま丸ごと加熱し、粗熱が取れてから金属スプーンの背などで「こそげ落とす」ようにすれば、包丁不要できれいに剥けます。
Q. ビーツを茹でると色が抜けてしまいます。どうすればきれいな赤色を保てますか?
A. 3つのコツがあります。(1) 皮付き・ヘタを2.5〜5cm残して丸ごと茹でる、(2) 茹で水1Lに対しお酢かレモン汁を大さじ1加える(ベタシアニンは酸性で安定)、(3) 塩は加熱の初期に入れず、最後の味付け段階で加える。これで色鮮やかに仕上がります。
Q. ビーツの葉や茎は食べられますか?
A. 食べられます。ホウレンソウの仲間なので、似た使い方ができます。茎はみじん切りにしてごま油・塩・酒・めんつゆで炒め煮にすると佃煮風になります。葉はオリーブオイルとにんにくで炒めたり、スープの仕上げに加えたりすると、彩りも栄養もアップします。