色のはたらき
色が私たちの心や行動にどう働きかけるか。安全色など、色が情報を伝える役割を学びます。
そもそも色は「役に立って」いる
信号が赤・黄・緑なのはなぜでしょう。トイレのマークが青と赤で分かれているのはなぜでしょう。色はただの飾りではなく、情報をすばやく伝える道具として働いています。色彩検定の学習は、この「色のはたらき」を意識するところから始まります。
色のはたらきは、大きく2つの方向から考えられます。
・物理的なはたらき … 遠くからでも気づく、見分けやすくする、といった「目に届きやすさ」に関わる働き
・心理的なはたらき … 暖かく感じる・落ち着く・危険を感じる、といった「気持ちや印象」に関わる働き
安全のために決められた色:安全色
工場や駅、道路などでは、事故を防ぐために使う色があらかじめ決められています。これを安全色といいます。色そのものに意味を持たせて、文字を読まなくても危険や指示が伝わるようにしています。
安全色は「色に共通の意味を持たせることで、ことばや文字より速く情報を伝える」しくみだと理解しておきましょう。どの色がどの意味かを、身近な標識(消火器の赤、非常口の緑など)と結びつけて覚えると忘れにくくなります。
色は見え方も変える
同じ大きさ・同じ位置にあるものでも、色によって「目立つ/目立たない」「大きく見える/小さく見える」「近く見える/遠く見える」が変わります。これらは第3章で学ぶ色の心理効果につながる、色彩の面白さの入り口です。
色の感じ方には、だれにでも共通する傾向(赤は暖かい等)と、文化や個人で変わる部分の両方があります。試験で問われるのは主に「多くの人に共通する傾向」です。
まずは「色は情報と印象を伝える道具」という視点を持つこと。これが後の配色やイメージの学習で何度も効いてきます。
このモジュールのまとめ
- 色には「目に届きやすさ」に関わる物理的なはたらきと、「印象」に関わる心理的なはたらきがある
- 安全色は、色に共通の意味を持たせて文字より速く危険・指示を伝えるしくみ
- 色は目立ちやすさ・大きさ・距離の感じ方を変える(第3章の心理効果につながる)
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。試験の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。