配色とイメージ
色の三属性やトーンが、配色全体の「イメージ」をどう左右するか。言葉と色を結びつけて考えます。
配色は「イメージ」を伝える
「かわいい」「シック」「ナチュラル」配色にはこうした言葉のイメージがついてまわります。同じモチーフでも、選ぶ色やトーンによって伝わる印象はがらりと変わります。第5章では、これまで学んだ色相・トーン・配色を、イメージづくりの視点でまとめ直します。
三属性とイメージ
色の三属性は、それぞれイメージと結びついています。
| 属性 | 一方の方向 | もう一方の方向 |
|---|---|---|
| 色相 | 暖色=活発・暖かい | 寒色=冷静・涼しい |
| 明度 | 高明度=軽い・やさしい | 低明度=重い・落ち着いた |
| 彩度 | 高彩度=派手・元気 | 低彩度=地味・おだやか |
試験ポイント
「軽い⇔重い」は明度、「派手⇔地味」は彩度、と結びつけると、イメージ問題で属性を選びやすくなります。
トーンとイメージ
イメージづくりで特に効くのがトーンです。トーンには固有のイメージがあるので、トーンを選ぶだけで配色の方向が決まります。
- ペール(淡い)→ やさしい・かわいい・清潔
- ビビッド(あざやか)→ 元気・活発・カジュアル
- ダーク(暗い)→ 重厚・大人っぽい・高級
- ダル(くすんだ)→ 落ち着いた・上品・ナチュラル
注意
「同じ言葉のイメージ」を出したいなら、トーンをそろえる(ドミナントトーンやトーンイントーン)のが近道です。色相がばらついても、トーンが共通していればイメージはまとまります。
言葉から配色へ、配色から言葉へ
試験では「やわらかい印象にするにはどうするか」「この配色はどんな印象か」のように、言葉と配色を行き来する問題が出ます。
ヒント
ふだんから、目にした配色に「これはどんな言葉が似合うか」とラベルを付ける練習をしておくと、イメージ問題に強くなります。色と言葉を結ぶ回路を育てておきましょう。
このモジュールのまとめ
- 配色は言葉のイメージを伝える。色相・明度・彩度それぞれにイメージがある
- 明度は軽い⇔重い、彩度は派手⇔地味と結びつく
- トーンには固有のイメージがあり、トーンを選ぶと配色の方向が決まる
- 同じイメージを出すにはトーンをそろえるのが近道
確認クイズ(抜粋)
Q1. 「軽い・やさしい」印象に最も結びつく属性と方向はどれですか。
A. 高明度
Q2. 「派手・元気」な印象に最も結びつく属性と方向はどれですか。
A. 高彩度
Q3. ペールトーンが持つイメージとして最も適切なものはどれですか。
A. やさしい・かわいい
全10問のクイズはサイトのインタラクティブ版でお試しください。
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。試験の最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。