カラーユニバーサルデザイン(CUD)とは
色の見え方は人によって異なります。なぜ色のUDが必要か、CUDの基本的な考え方を学びます。
色の見え方は、みんな同じではない
人によって色の感じ方・見分けやすさには幅があります。色覚のタイプ(第4章で学びます)や加齢(第5章)によって、ある色の組み合わせが見分けにくい人がいます。そこで、多様な色の見え方を考えて、だれにとっても情報が正しく伝わるように色を使う工夫がカラーユニバーサルデザイン(CUD)です。
注意
ここで大切なのは中立な姿勢です。色の見え方の違いは「正常/異常」と二分するものではなく、色覚多様性(日本遺伝学会が2017年に提唱した枠組み)として、だれもが持ちうる見え方の幅としてとらえます。本サイトでも、この立場で説明します。
ここで大切なのは中立な姿勢です。色の見え方の違いは「正常/異常」と二分するものではなく、色覚多様性(日本遺伝学会が2017年に提唱した枠組み)として、だれもが持ちうる見え方の幅としてとらえます。本サイトでも、この立場で説明します。
なぜ色のUDが必要か
色は情報を素早く伝える便利な手段ですが、色だけに頼ると、その色の違いが見分けにくい人には情報が届きません。
- 赤と緑だけで「できた/できていない」を示す → 見分けにくい人には区別できない
- グラフを似た色だけで塗り分ける → どの線がどれか分からない
こうした「色だけが頼り」の状態をなくすのが CUD の出発点です。
CUDの基本的な考え方(3つの観点)
CUD は、おおまかに次の3つの観点で進めます(CUDO などが示す実務の考え方)。
| 観点 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 1. 見分けやすい色を選ぶ | だれにでも見分けやすい色の組み合わせにする | 明度差をつける、紛らわしい配色を避ける |
| 2. 色以外の手がかりを足す | 色だけに頼らず形・位置・模様でも区別する | ハッチング、線種、位置の工夫 |
| 3. 色の名前・情報を伝える | 色名や文字を併記して確実に伝える | 凡例に色名、グラフに直接ラベル |
試験ポイント
「①見分けやすい色」「②色以外の手がかり」「③色名・情報の併記」。この3点セットが CUD の基本です。第6章で具体的な進め方を学びます。
「①見分けやすい色」「②色以外の手がかり」「③色名・情報の併記」。この3点セットが CUD の基本です。第6章で具体的な進め方を学びます。
このモジュールのまとめ
- CUDは多様な色の見え方を考え、だれにでも情報が伝わるよう色を使う工夫
- 色の見え方の違いは「色覚多様性」(日本遺伝学会2017)として中立にとらえる
- 色だけに頼ると見分けにくい人に情報が届かない=CUDの出発点
- CUDの3観点:①見分けやすい色 ②色以外の手がかり ③色名・情報の併記
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。色覚・目に関する記述は一般的な説明で、医学的助言ではありません。気になる症状は眼科医にご相談ください。