色のはたらきと視覚情報のUD
色が情報を伝える3つのはたらき(識別・誘目・認知)と、サイン・ピクトグラムでの活かし方を学びます。
色は情報を伝える道具
色は、ものを見分けたり、注意を引いたり、意味を伝えたりと、情報を効率よく伝えます。色のはたらきは大きく3つに整理できます。
- 識別(しきべつ)… ものを見分ける・区別するはたらき(路線図の色分けなど)
- 誘目(ゆうもく)… 目を引きつけるはたらき(警告の赤、セールの表示など)
- 認知(にんち)… 意味を伝える・覚えやすくするはたらき(信号の赤=止まれ、など)
| はたらき | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 識別 | 見分ける・区別する | 路線図・グラフの色分け |
| 誘目 | 目を引く | 注意・警告、目立たせたい表示 |
| 認知 | 意味を伝える | 信号・標識の決まった色 |
試験ポイント
「識別=見分ける」「誘目=目を引く」「認知=意味を伝える」。3つの役割を例とセットで覚えましょう。
「識別=見分ける」「誘目=目を引く」「認知=意味を伝える」。3つの役割を例とセットで覚えましょう。
視覚情報のUD:サインとピクトグラム
駅や公共施設の案内(サイン)では、色のはたらきが UD の観点で活かされています。
- サイン:場所や方向を示す案内表示。色で系統を分けつつ、文字や矢印でも示す。
- ピクトグラム:トイレ・非常口などを絵で表した記号。言葉が分からない人にも伝わる、視覚情報の UD の代表例。
コツ
ここでも CUD の基本(第1章2)が効きます。色で系統を分けるだけでなく、文字・形・ピクトグラムを併用することで、色の見え方によらず情報が届きます。
ここでも CUD の基本(第1章2)が効きます。色で系統を分けるだけでなく、文字・形・ピクトグラムを併用することで、色の見え方によらず情報が届きます。
発展
非常口のピクトグラム(緑の人が走る図)は日本で生まれ、国際規格にも採用された、視覚情報UDの有名な例です。色(安全を表す緑)と形(人と扉の絵)の両方で意味を伝えています。
非常口のピクトグラム(緑の人が走る図)は日本で生まれ、国際規格にも採用された、視覚情報UDの有名な例です。色(安全を表す緑)と形(人と扉の絵)の両方で意味を伝えています。
このモジュールのまとめ
- 色のはたらきは識別(見分ける)・誘目(目を引く)・認知(意味を伝える)の3つ
- サインは色で系統を分けつつ文字・矢印でも示す
- ピクトグラムは絵で意味を表す視覚情報UDの代表例(非常口など)
- 色と形・文字を併用すると、色の見え方によらず情報が届く
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。色覚・目に関する記述は一般的な説明で、医学的助言ではありません。気になる症状は眼科医にご相談ください。