眼のしくみと視細胞
色を感じるのは眼の視細胞です。桿体と錐体、3種類の錐体(L/M/S)のはたらきを学びます。
光を受け取る眼の視細胞
物体で反射した光は眼に入り、奥にある網膜の視細胞が受け取ります。視細胞には2種類あります。
- 桿体(かんたい) … 暗い所ではたらき、おもに明暗を感じる。色の判別は苦手。
- 錐体(すいたい) … 明るい所ではたらき、色を感じる。
試験ポイント
「桿体=暗い所・明暗」「錐体=明るい所・色」。夜の薄暗がりで色が分かりにくいのは、色を感じる錐体が働きにくく桿体が中心になるためです。
「桿体=暗い所・明暗」「錐体=明るい所・色」。夜の薄暗がりで色が分かりにくいのは、色を感じる錐体が働きにくく桿体が中心になるためです。
3種類の錐体(L・M・S)
色を感じる錐体には、感じやすい波長の違いで3種類あります。
| 錐体 | 感じやすい波長 | おおよその対応 |
|---|---|---|
| L錐体 | 長波長(Long) | 赤寄りの光 |
| M錐体 | 中波長(Medium) | 緑寄りの光 |
| S錐体 | 短波長(Short) | 青寄りの光 |
各錐体の最大感度の波長は、資料により「L=約560nm前後/M=約530nm前後/S=約420nm前後」などと示されますが、数値には幅があります。本サイトではL=長・M=中・S=短という対応を中心に押さえます。
コツ
この3種類の錐体が受け取る信号の組み合わせで、私たちは多くの色を感じ分けています。次のモジュールの「色覚説」につながる大切なしくみです。
この3種類の錐体が受け取る信号の組み合わせで、私たちは多くの色を感じ分けています。次のモジュールの「色覚説」につながる大切なしくみです。
発展
色を感じるのは錐体、明暗を感じるのは桿体、という役割分担は、第5章で学ぶ高齢者の見え方(暗い所での見えにくさなど)の理解にもつながります。
色を感じるのは錐体、明暗を感じるのは桿体、という役割分担は、第5章で学ぶ高齢者の見え方(暗い所での見えにくさなど)の理解にもつながります。
このモジュールのまとめ
- 視細胞は桿体(暗所・明暗)と錐体(明所・色)の2種類
- 錐体はL(長波長・赤寄り)・M(中波長・緑寄り)・S(短波長・青寄り)の3種類
- 最大感度の波長は資料により幅がある(L≈560/M≈530/S≈420nm前後とされる)
- 3種類の錐体の信号の組み合わせで多くの色を感じ分ける
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。色覚・目に関する記述は一般的な説明で、医学的助言ではありません。気になる症状は眼科医にご相談ください。