色覚タイプの分類
C型・P型・D型・T型・A型という色覚タイプの分け方と、眼科学会の呼称(1型/2型/3型)との対応を学びます。
色覚にはいくつかのタイプがある
第2章で学んだL・M・Sの3種類の錐体は、人によってはたらき方に幅があります。この違いを、特定の人を「正常/異常」と二分するのではなく、色覚多様性(日本遺伝学会が2017年に提唱)の枠組みで、だれもが持ちうる見え方の幅としてとらえます。
UC級では、CUDの分野で使われるC型・P型・D型・T型・A型という分け方を学びます。これは血液型のA・B・O・ABのように、色覚のタイプを示す呼び方です(NPO法人CUDO〔カラーユニバーサルデザイン機構〕などが用いる呼称)。
注意
本サイトでは、医学の学術呼称(日本眼科学会)とCUD分野の呼称(C/P/D/T/A型)を併記し、旧称(色盲・色弱・色覚異常)は原則として使いません。色覚に関する記述は出典(CUDO・日本眼科学会・日本遺伝学会)に基づくもので、医学的な診断・助言を目的とするものではありません。
本サイトでは、医学の学術呼称(日本眼科学会)とCUD分野の呼称(C/P/D/T/A型)を併記し、旧称(色盲・色弱・色覚異常)は原則として使いません。色覚に関する記述は出典(CUDO・日本眼科学会・日本遺伝学会)に基づくもので、医学的な診断・助言を目的とするものではありません。
5つのタイプと錐体・眼科学会の呼称
CUDO の解説などに基づくと、各タイプは次のように整理されます。
| CUD呼称 | おもな特徴 | 眼科学会の学術呼称(例) |
|---|---|---|
| C型 | L・M・S 3種類の錐体がはたらく一般的なタイプ(眼科で正常色覚とされる) | (正常3色覚) |
| P型 | 長波長(赤)を受け取るL錐体がない/はたらきにくい | 1型2色覚/1型3色覚 |
| D型 | 中波長(緑)を受け取るM錐体がない/はたらきにくい | 2型2色覚/2型3色覚 |
| T型 | 短波長(青)を受け取るS錐体に関わるタイプ。頻度はごく稀 | 3型 |
| A型 | 色をほとんど判別しにくいタイプ。頻度はごく稀 | 1色覚 など |
試験ポイント
「P=Protan=L錐体(赤)」「D=Deutan=M錐体(緑)」「T=Tritan=S錐体(青)」。アルファベットと錐体(L/M/S)の対応で覚えると整理できます。眼科学会では1型=P、2型=D、3型=Tに対応します。
「P=Protan=L錐体(赤)」「D=Deutan=M錐体(緑)」「T=Tritan=S錐体(青)」。アルファベットと錐体(L/M/S)の対応で覚えると整理できます。眼科学会では1型=P、2型=D、3型=Tに対応します。
強度と弱度
P型・D型には、程度の違いがあります(CUDO の解説より)。
- 強度(その錐体がない/はたらかない)… 眼科学会の「2色覚」にあたる。
- 弱度(その錐体の感じ方が多数派からずれる)… 眼科学会の「異常3色覚」にあたる。
割合(母集団に注意)
CUDO によれば、日本では男性の約5%(およそ20人に1人)、女性の約0.2%が色弱とされ、そのほとんどがP型とD型です。T型・A型はごく稀です。
注意
「P型が約何%、D型が約何%」といった比率は、色弱の人の中での割合を指すことが多く、全人口に対する割合とは母集団が異なります。数値を見るときは「何に対する割合か」を必ず確認しましょう。
「P型が約何%、D型が約何%」といった比率は、色弱の人の中での割合を指すことが多く、全人口に対する割合とは母集団が異なります。数値を見るときは「何に対する割合か」を必ず確認しましょう。
このモジュールのまとめ
- 色覚の違いは「色覚多様性」(日本遺伝学会2017)の枠組みで中立にとらえる
- CUDの呼称 C/P/D/T/A型。P=L錐体(赤)、D=M錐体(緑)、T=S錐体(青)
- 眼科学会の呼称では1型=P、2型=D、3型=T。強度=2色覚、弱度=異常3色覚
- 割合(男性約5%・女性約0.2%が色弱、ほとんどP/D型)は母集団に注意(色弱内の比率か全体か)
※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。色覚・目に関する記述は一般的な説明で、医学的助言ではありません。気になる症状は眼科医にご相談ください。