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加齢による見え方の変化

年齢を重ねると目の見え方は少しずつ変わります。水晶体の変化・まぶしさ・コントラストの低下を学びます。

年齢とともに、見え方は変わる

色のユニバーサルデザインでは、色覚タイプ(第4章)とあわせて、加齢による見え方の変化も大切な視点です。高齢になると、目のしくみの加齢変化によって、色の見え方や見やすさが少しずつ変わります。

注意
以下は加齢に伴う一般的な変化の説明であり、個人の診断や医学的な助言を目的とするものではありません。気になる症状があるときは眼科医にご相談ください。

水晶体の黄変化と青系の見分けにくさ

目のレンズにあたる水晶体は、加齢とともに少しずつ黄色みを帯びて濁る(黄変化)とされます。黄色みを帯びると、短波長(青紫)の光が吸収されやすくなり、青系の色の見分けがつきにくくなる傾向があります。

若い水晶体黄変化した水晶体透過率波長(左=短い/青紫・右=長い/赤)
加齢による水晶体の黄変化を、光の透過率のイメージで表した模式カーブです。若い水晶体(青線)は短波長(青紫)側もよく通しますが、黄変化した水晶体(オレンジ線)は短波長側の透過率が下がります。これが青系の色が見分けにくくなる理由です。実測データの再現ではなく、本文の説明を図にしたものです。
試験ポイント
「水晶体の黄変化 → 短波長(青紫)が届きにくい → 青系が見分けにくい」という流れを押さえましょう。

まぶしさ(グレア)とコントラストの低下

加齢に伴うほかの変化として、次のものがあります。

変化内容
グレア(まぶしさ)光が散乱しやすくなり、まぶしさを感じやすくなる
コントラスト感度の低下明るさの差(コントラスト)を感じ取りにくくなり、淡い色の差が分かりにくい
コツ
これらの変化があるからこそ、第6章で学ぶCUDの工夫(とくに明度の差をはっきりつけること)が、高齢の方にも見やすい配色につながります。淡い色どうしの差はコントラスト低下で分かりにくいので、しっかり差をつけるのがポイントです。

このモジュールのまとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 加齢に伴う水晶体の変化として正しいものはどれですか。

A. 黄色みを帯びて濁る(黄変化)

Q2. 水晶体の黄変化によって見分けにくくなりやすい色の組み合わせはどれですか。

A. 青と黒

Q3. 「グレア」とは何ですか。

A. 光が散乱しやすくなって感じるまぶしさ

全8問のクイズはサイトのインタラクティブ版でお試しください。

※本サイトは個人による学習支援サイトであり、色彩検定協会の公式サイトではありません。色覚・目に関する記述は一般的な説明で、医学的助言ではありません。気になる症状は眼科医にご相談ください。