allow と permit と let
「許す」の3語。語法が違う。allow/permit は「人 to do」、let は「人 do(原形)」。permit はやや硬い。
あとの形(to do か 原形か)で見分ける
いずれも「(人に〜するのを)許す」ですが、続く形が違います。
- allow … 「許す」。allow 人 to do。一般的。
- permit … 「許可する」。permit 人 to do。allow よりやや硬い・公式。
- let … 「〜させてやる」。let 人 do(動詞の原形)。to は付けない。
| 語 | 続く形 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| allow | 人 to do | 許す | They allow us to enter.(入場を許している) |
| permit | 人 to do | 許可する(硬め) | Visitors are permitted to take photos.(訪問者は撮影を許可されている) |
| let | 人 do | 〜させてやる | Please let me go.(行かせてください) |
allow は2つの別のラテン語動詞が合流してできた語
allow は古フランス語 alouer の段階で、ラテン語 allaudare(称賛する)と allocare(割り当てる)という別々の2つの動詞が混同・合流してできた語である。「称賛する→承認して割り当てる→許可する」という意味の連鎖が、現代の「許す」と「(allowance のように)割り当てる・与える」という2つの意味の両方に痕跡を残している。
let はかつて「妨げる」という正反対の意味も持っていた
let は9世紀から「妨げる・邪魔する」という、現在とは正反対の意味でも使われてきた語で、without let or hindrance(何の妨げもなく)という法律文書の定型句にその名残がある。1つの語が正反対の2つの意味を持つ「自己対義語(contronym)」の代表例で、テニスの「レット」(ネットに触れて無効になること)にも同じ語源が残っている。
permit は mission・transmit と同じ語根
permit はラテン語 permittere(per-「通して」+ mittere「送る」)に由来し、mission・transmit・emit と同じ語根 mittere(送る)を共有する。「相手に通す・送り届ける」という原義が、「許可する」という現代の意味につながっている。
まとめ
- allow 人 to do/permit 人 to do(permit は硬め)
- let 人 do(動詞の原形・to なし)
- 続く形が to do か原形かで区別
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Please ( ) me help you.(手伝わせてください)」
A. let
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The rules do not ( ) students to use phones.(規則は生徒の携帯使用を許さない)」
A. allow
Q3. あとに「動詞の原形(to なし)」をとるのはどれですか。
A. let
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
※本サイトは個人による学習支援サイトです。最終的な確認は辞書や公式教材で行ってください。
編集方針