blow in と blow down
同じ blow でも in は「人がふらっと突然やってくる(インフォーマル)」、down は「風が物を倒す」。主語が人か風かで意味がまったく違います。
人が来るのか、風が倒すのか
blow in と blow down はどちらも風にまつわる語感を持ちますが、主語と対象が異なります。
- blow in … 人が予告なくふらっと現れる(インフォーマル)。天候・嵐が「吹き込む」意味でも使う。
- blow down … 風の力で木や柵などが倒れる/倒す。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な主語 |
|---|---|---|
| blow in | 予告なくふらっと現れる/嵐が吹き込む | 人/天候 |
| blow down | 風の力で倒れる・倒す | 木・柵・看板 |
blow in の使い分け
blow in はくだけた言い方で、「誰かが前触れもなくひょっこり現れる」ことを表します。"He just blew in from nowhere and expected dinner." のように、驚きや呆れのニュアンスを伴うことが多い表現です。天候について使うと、"A storm blew in from the coast." のように「嵐が吹き込んできた」という意味にもなります。
blow down の使い分け
blow down は「強風が木や柵、看板などを倒す」という意味で、"The old fence was blown down in last night's storm." のように受け身でよく使われます。倒れる対象は常に物で、人には使いません。
なぜ直訳で読み解けないか
in は「中へ入ってくる」動き、down は「下へ倒れる」動きを表します。blow in は人や天候が場に「入り込んでくる」突然さ、blow down は物が風の力で「下に倒れる」結果を指しており、同じ blow でも主語(人・嵐 vs. 風の力)と結果(現れる vs. 倒れる)の向きがまったく違います。
よくある誤用
The old tree was blown in during the typhoon.(誤)。台風で木が倒れたなら blown down。blow in は人や嵐が現れる意味なので、木が倒れる結果には使いません。My cousin just blew down from out of town without calling.(誤)。連絡もなくふらっと来たなら blew in。blow down は物が倒れる意味なので、人の来訪には使えません。まとめ
- blow in=人が予告なくふらっと現れる(インフォーマル)/嵐が吹き込む
- blow down=強風で木や柵などが倒れる・倒す
- in は場に入り込んでくる突然さ、down は風の力で倒れる結果
- 人の来訪は blow in、物が倒れる話は blow down(主語も対象も別物)
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「He just blew ( ) from out of town without any warning.」
A. in
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The old fence was blown ( ) in last night's storm.」
A. down
Q3. blow in の意味として最も適切なものはどれですか。
A. 人が予告なくふらっと現れる
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