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call for と call on

call for は「〜を必要とする・要求する」、call on は「〜に働きかける・訪問する」。主語が「状況」か「人」かで見分けられます。

状況が求めるか、人に働きかけるか

call for と call on はどちらも「求める」に訳されがちですが、主語と対象がはっきり異なります。

熟語中心の意味典型的な主語・目的語
call for〜を必要とする/〜を公に要求する主語:状況・事態、目的語:対応・行動
call on(upon)〜に正式に要求する/〜を訪問する主語:人・団体、目的語:人

call for の使い分け

call for の最も頻出する用法は「(状況が)〜を必要とする」で、"This situation calls for immediate action." のように無生物主語が典型です。もう1つの用法は「(人々が)〜を公に要求する」で、"Protesters called for the minister's resignation." のように、要求の内容(辞任・変更など)が目的語に来ます。イギリス英語では「(人を)迎えに立ち寄る」という意味もあります。

call on の使い分け

call on(フォーマルには call upon)は「(人に)正式に〜するよう求める」で、"The committee called on the government to reconsider the policy." のように、目的語が人・団体で、そのあとに to 不定詞が続く形が定型です。もう1つの意味が「(人を)短時間訪問する」で、"She called on her old friend while she was in town." のように使われます。また「(人を)指名して発言させる」(I now call on the chairperson to speak)にも使われます。

使い分けの手がかり

call for の主語は「状況・出来事」であることが多く、目的語は行動や対応(call for action, call for reform)。call on の目的語は必ず「人・団体」で、多くの場合 to do の形が続きます(call on the government to act)。主語が人か状況か、目的語が人か行動かを見れば判別できます。

よくある誤用

注意This crisis calls on immediate reform.(誤)。状況が求めているのは call for。call on の目的語は人でなければなりません。
注意The activists called for the mayor to step down.(実は成立しますが要注意)。call for は「〜という行動」を目的語にでき、call on は「人+to不定詞」で同じ内容を表せます。両方使えても、call for reformcall on the mayor to resign のように、目的語の種類が違う点は変わりません。
試験ポイント覚え方:for=目的に向けて必要性を差し出す(状況が求める)on=対象に接触して働きかける(人に求める・訪ねる)

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「This delicate situation calls ( ) careful diplomatic handling.」

A. for

Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Human rights groups have called ( ) the government to release the prisoners.」

A. on

Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「I called ( ) my grandmother on my way home from work.」

A. on

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