close up と close off
close up は「一時的に閉店する・傷がふさがる・間隔を詰める」、close off は「(区域を)封鎖する」。隙間を詰めて閉じるか、外部から遮断するかの違いです。
隙間を詰めるか、外部から遮断するか
close up と close off はどちらも close の比喩用法ですが、up の「隙間を詰めて閉じる」イメージと off の「切り離して遮断する」イメージで、対象と結果が異なります。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な使われ方 |
|---|---|---|
| close up | 一時的に閉店する/(傷が)ふさがる/間隔を詰める | close up shop for the day |
| close off | (区域を)封鎖する・立ち入り禁止にする | close off a road, an area |
close up の使い分け
close up の1つ目の意味は「(その日の営業を終えて)店を閉める」(The shop closes up at 6 p.m.)で、close down(恒久閉鎖)とは異なり再開が前提です。2つ目は「(傷口が)治癒してふさがる」(The wound closed up within a week)。3つ目は「(隊列などの)間隔を詰める」という意味もあります。
close off の使い分け
close off は「特定の区域を他の部分から切り離し、人が立ち入れないようにする」という意味で、"Police closed off the street after the accident." のように使われます。工事現場や事故現場の規制線を張る場面の定番表現です。
使い分けの手がかり
close up は shut temporarily/heal に置換でき、「再開・回復を前提とした一時的な閉鎖」です。close off は block access/seal に置換でき、「特定の区域への立ち入りを断つ」という空間の遮断です。「また開く前提の一時閉鎖」か「立ち入りを断つ」かで区別します。
なぜ直訳で読み解けないか
up は「隙間や傷口を詰めて閉じる」イメージなので、close up は一時的な閉店にも、傷が治って皮膚が閉じることにも広がります。off は「特定の部分を他から切り離す」イメージなので、close off は道路や区域を他の空間から遮断し、人の立ち入りを断つことを表します。
よくある誤用
The construction crew closed up the entire street for repairs.(不自然)。道路を封鎖したのは close off。close up は店舗や傷口など「閉じて再開・回復する」対象に使います。The bakery closes off at 6 p.m. every day.(誤)。閉店するのは close up。close off は区域の封鎖に使い、営業終了の意味では使いません。まとめ
- close up=一時的に閉店する(再開前提)/傷がふさがる/間隔を詰める(shut temporarily/heal)
- close off=(区域を)封鎖する・立ち入り禁止にする(block access/seal)
- close up は再開・回復を前提とした一時的な閉鎖、close off は区域の遮断
- up=隙間を詰めて閉じる、off=他から切り離す、という前置詞イメージの違い
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The little cafe usually ( ) around 5 p.m. on weekdays.」
A. closes up
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Authorities ( ) the beach after the oil spill.」
A. closed off
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Fortunately, the small cut on his hand ( ) within a few days.」
A. closed up
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