cloth と clothe
名詞と動詞。cloth /klɔːθ/「布・生地」(名詞)、clothe /kloʊð/「(人に)服を着せる」(動詞)。発音も違う。
品詞と発音で見分ける
e のあるなし(cloth / clothe) で名詞・動詞が分かれ、発音も変わります。
- cloth … /klɔːθ/ 名詞「布・生地・ふきん」。語尾は濁らない /θ/。※複数 clothes /kloʊðz/ は「衣服」。
- clothe … /kloʊð/ 動詞「(人に)服を着せる」。語尾は濁る /ð/。
| 語 | 発音 | 品詞・中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| cloth | /klɔːθ/ | 名詞:布 | Wipe the table with a cloth.(布でテーブルを拭いて) |
| clothe | /kloʊð/ | 動詞:服を着せる | They work to feed and clothe the poor.(貧しい人に食と衣を提供する) |
clothe の過去分詞は clothed と clad の2通り
clothe の過去分詞には規則変化の clothed のほかに、古い形が残った clad という語があります。clothed は He was clothed in a warm coat.(暖かいコートを着ていた)のように日常的な場面で使われますが、clad は knights clad in armor(甲冑をまとった騎士たち)のように、儀礼的・文学的な文脈で「何かをまとった様子」を強調するときに好んで使われます。日常会話では clothed、詩的・歴史的な描写では clad と考えると使い分けやすくくなります。
cloth は素材そのもの、clothes は身につける衣服
cloth は裁断されていない布地・生地そのものを指す不可算名詞で、a piece of cloth(一枚の布)のように数えます。一方 clothes は身につける「衣服」を指し、常に複数形で使われ単数形はありません(1着だけでも clothes です)。tablecloth(テーブルクロス)や dishcloth(ふきん)のように、複合語では布の意味の cloth がそのまま使われます。
tablecloth に見る cloth の広がり
cloth を使った複合語には、tablecloth(テーブルクロス)、washcloth(体を洗う布)、sackcloth(粗布、悔悟の象徴として聖書にも登場)などがあり、いずれも「用途に応じた布」を指しています。動詞 clothe にはこうした複合語での広がりはなく、「服を着せる」という一つの動作に意味が絞られています。
まとめ
- cloth /klɔːθ/=名詞「布・生地」(e なし・/θ/)
- clothe /kloʊð/=動詞「服を着せる」(e あり・/ð/)
- 「衣服」は複数形 clothes /kloʊðz/
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Use a clean ( ) to polish the glass.(きれいな布でガラスを磨いて)」
A. cloth
Q2. 「(人に)服を着せる」という意味の動詞はどれですか。
A. clothe
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「The tablecloth is made of thick ( ).(テーブルクロスは厚い生地でできている)」
A. cloth
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