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comprehensible と comprehensive

同じ comprehend 由来でも別語。comprehensible「理解できる・わかりやすい」、comprehensive「包括的な・網羅的な」。

意味の違いで見分ける

どちらも comprehend(理解する)から派生しますが、意味は別です。

中心の意味例文
comprehensible理解できるThe instructions were clear and comprehensible.(説明は明快で理解しやすかった)
comprehensive包括的なThe report gives a comprehensive overview.(報告書は包括的な概観を示す)
試験ポイント覚え方:-ible の comprehensible は「理解できる」、-ive の comprehensive は「包括的(広くカバー)」。「わかりやすい」は comprehensible、「網羅的・総合」は comprehensive。

第二言語習得論の comprehensible input

言語学者スティーヴン・クラッシェンが提唱したインプット仮説は、学習者が現在の理解できるレベルよりわずかに難しいレベルの入力(comprehensible input、通称 i+1)に触れ続けることが習得を進める、という考え方である。comprehensible の「理解できる」という語義が、外国語学習理論の中核概念として専門用語化した例である。

comprehensive school に見るイギリスの教育制度

イギリスでは1965年以降、学力で選抜しない公立中等学校を comprehensive school と呼ぶ制度が広がった。特定の学力層に絞らず地域のあらゆる生徒を受け入れる「包括的な」学校という意味で comprehensive が使われており、制度名としてそのまま定着している。

comprehensive insurance という保険用語

自動車保険の comprehensive insurance(車両保険)は、事故だけでなく火災・盗難・自然災害など幅広い損害を補償する契約を指す。事故の相手への賠償に限定した third-party insurance と対比され、「幅広くカバーする」という comprehensive の中心義がそのまま保険商品名になっている。

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The textbook offers ( ) coverage of the topic.(その教科書は主題を網羅的に扱う)」

A. comprehensive

Q2. 「理解できる・わかりやすい」という意味の語はどれですか。

A. comprehensible

Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Please make your explanation ( ) to beginners.(初心者にも理解できる説明にして)」

A. comprehensible

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