conscious と conscience
つづりが紛らわしい。conscious /ˈkɒnʃəs/「意識のある・気づいている」(形容詞)、conscience /ˈkɒnʃəns/「良心」(名詞)。
品詞と意味で見分ける
似たつづりですが、末尾 -ous(conscious)と -ence(conscience)、意味と品詞が違います。
- conscious … /ˈkɒnʃəs/ 形容詞「意識のある・気づいている」。be conscious of ~(〜に気づいている)。
- conscience … /ˈkɒnʃəns/ 名詞「良心」。善悪を判断する心。
| 語 | 発音 | 品詞・中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| conscious | /ˈkɒnʃəs/ | 形容詞:意識のある | She is conscious of the risk.(彼女はその危険に気づいている) |
| conscience | /ˈkɒnʃəns/ | 名詞:良心 | His conscience troubled him.(良心の呵責に苦しんだ) |
conscious と conscience は同じラテン語 conscire から分かれた
conscious と conscience はどちらもラテン語 conscire(ともに知る)に由来し、com-(共に)と scire(知る)が組み合わさった語である。「自分の内側で(善悪や事実を)知っている」という中心イメージから、状態を表す形容詞 conscious と、善悪を判断する心を表す名詞 conscience に分かれた。
self-conscious が表す「気にしすぎる」意味
conscious は self-conscious(自意識過剰な・人目を気にする)という複合語でよく使われ、単に「意識がある」という中立的な意味から、「他人の視線を過剰に意識している」という否定的なニュアンスに転じる。文脈によって意味の重みが変わる点に注意が要る。
guilty conscience という定型句
conscience は a guilty conscience(やましい良心)・a clear conscience(やましいところのない良心)という形でよく使われ、in all conscience(良心に照らして・誠実に言えば)という副詞的な定型句もある。良心の状態を形容詞で挟む言い方が定着している。
まとめ
- conscious /ˈkɒnʃəs/=形容詞「意識のある・気づいている」
- conscience /ˈkɒnʃəns/=名詞「良心」
- -ous は形容詞、-ence は名詞
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Her ( ) would not let her lie.(良心が彼女に嘘をつかせなかった)」
A. conscience
Q2. 「意識のある・気づいている」という意味の形容詞はどれですか。
A. conscious
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「The patient was still ( ) after the fall.(転倒後も患者は意識があった)」
A. conscious
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