← study-apps.com 学習サイト集トップへ

cut across と cut up

同じ cut でも across は「複数の分野・集団の境界を越えて影響する(または近道で突っ切る)」、up は「細かく切り分ける」「(be cut up で)深く傷つく」。境界を横断するか、対象を切り分けるかの違いです。

境界を横断するのか、対象を切り分けるのか

cut across と cut up はどちらも「cut+副詞」ですが、切る対象と方向がまったく異なります。

熟語中心の意味典型的な文脈
cut across分野・集団の境界を越えて影響する/近道で突っ切るparty lines, generations, social groups/a field, a park
cut up細かく切り分ける/(be cut up で)深く傷つくvegetables, meat/be cut up about the news

cut across の使い分け

cut across は「本来は別々に区切られているはずの分野やグループの境界を越えて、共通して影響を及ぼす」という意味で、"The debate over remote work cuts across generations and industries." のように政治・社会問題の議論で頻出します。もう一つ、文字通り「回り道をせず、ある場所を突っ切って近道する」という意味もあり、"If we cut across the field, we'll save ten minutes." のように使われます。

cut up の使い分け

cut up は最も基本的には「(食材などを)小さく切り分ける」という意味で、"Cut the chicken up into bite-sized pieces before cooking." のように使われます。そこから派生して、主にイギリス英語のくだけた表現で be/get cut up(受動態)は「(つらい知らせなどで)深く傷つく・打ちのめされる」という感情面の意味を持ち、"She was really cut up when she heard the news." のように使われます。

なぜ直訳で読み解けないか

across は「境界線を横切る」イメージを運び、複数のグループにまたがって影響することや、回り道をせず場所を横切ることを表します。up は「対象をバラバラの断片に仕上げる」イメージを運び、物理的に切り分けることにも、(受動態で)心が粉々に打ちのめされる比喩にも使われます。同じ cut でも、across は境界を越えて広がる方向、up は対象を細かく分解する方向という違いが意味の違いになっています。

よくある誤用

注意The policy issue cuts up party lines.(誤)。政党の境界を越えて共通の関心事になっているなら cuts across party lines。cut up は切り刻む・傷つくという意味なので、境界を横断する意味では使いません。
注意He was really cut across when he heard about the layoffs.(誤)。つらい知らせに深く傷ついたなら cut up(was cut up)。cut across は境界の横断・近道の意味なので、感情が傷つく場面には使いません。
試験ポイント覚え方:across=境界・分野をまたいで影響する、または近道で突っ切るup=対象を細かく切り分ける(比喩的には心が打ちのめされる)

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Support for the proposal cuts ( ) traditional party lines.」

A. across

Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「She was terribly cut ( ) when she found out about the accident.」

A. up

Q3. cut across の意味として最も適切なものはどれですか。

A. 分野・集団の境界を越えて影響する・近道で突っ切る

全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。

※本サイトは個人による学習支援サイトです。最終的な確認は辞書や公式教材で行ってください。
編集方針