damage と injure
対象が違う。damage は「(物・もの)に損害を与える」、injure は「(人・体・動物)を傷つける・負傷させる」。
物か、人(体)かで見分ける
どちらも「傷つける・損なう」ですが、対象が「物」か「人・体」かで使い分けます。
- damage … 「(物・建物・評判など)に損害を与える」。名詞「損害」でも使う。
- injure … 「(人・体・動物)を傷つける・負傷させる」。injury(けが)。
| 語 | 対象 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| damage | 物・もの | 損害を与える | The storm damaged the roof.(嵐が屋根に損害を与えた) |
| injure | 人・体 | 負傷させる | He injured his knee playing soccer.(サッカーで膝を痛めた) |
名詞になったときの形
damage は名詞では数えられない「損害」で、The storm caused serious damage. のように無冠詞の単数で使います。複数形の damages になると意味が変わり、法律用語の「損害賠償金」を指します。sue for damages は「損害賠償を求めて訴える」です。injure の名詞は injury で、こちらは a knee injury、three injuries のように数えられます。
人にも物にも使える語
harm は人にも物にも使え、抽象的な「害」も表します。hurt は痛みを伴うけがや心の傷に向き、My back hurts. のように自動詞にもなります。人が負傷したことを伝える英文では受け身の Three people were injured in the crash. が普通で、新聞の見出しでは 3 injured と短く書かれます。
成句に残る使い分け
damage control は不祥事などのあとで被害の広がりを抑える「事態収拾」を指し、企業や政治の記事でよく出てきます。add insult to injury は、けがをさせたうえに侮辱まで重ねるという成句で、日本語の「踏んだり蹴ったり」に近い場面で使われます。壊れる側と傷つく側で、成句に選ばれる語もきれいに分かれています。
まとめ
- damage=(物・評判)に損害を与える(名詞「損害」も)
- injure=(人・体)を傷つける・負傷させる(injury)
- 対象が物なら damage、人・体なら injure
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Two people were ( ) in the accident.(事故で2人が負傷した)」
A. injured
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The flood badly ( ) the bridge.(洪水は橋にひどい損害を与えた)」
A. damaged
Q3. 人・体を対象に「傷つける・負傷させる」を表すのはどちらですか。
A. injure
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