decent と descent
つづりが紛らわしい。decent /ˈdiːsənt/「きちんとした・まともな」(形容詞)、descent /dɪˈsɛnt/「下降・降下・家系」(名詞)。
品詞と発音で見分ける
つづりが似ていますが、アクセントと母音、意味と品詞が違います。
- decent … /ˈdiːsənt/ 形容詞「きちんとした・まともな・見苦しくない」。アクセントは前(ディー)。
- descent … /dɪˈsɛnt/ 名詞「下降・降下/家系・血統」。アクセントは後ろ(セント)。反対は ascent(上昇)。
| 語 | 発音 | 品詞・中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| decent | /ˈdiːsənt/ | 形容詞:まともな | He earns a decent salary.(彼はまともな給料を得ている) |
| descent | /dɪˈsɛnt/ | 名詞:下降・家系 | The plane began its descent.(飛行機は降下を始めた) |
a person of decent descent という語呂合わせが英語圏でも知られている
decent と descent は発音が近いため、a person of decent descent(まともな家柄の人)という語呂合わせが英語の言葉遊びとして知られています。descent が「家系・血統」を意味するのは、動詞 descend(降りる・(先祖から)下って来る)から、世代を下って自分に至る系譜というイメージで名詞化されたためです。
descent は物理的な下降にも系譜にも使える二面性
descent は飛行機の降下(The plane began its descent.)のような物理的な意味と、Americans of Irish descent(アイルランド系のアメリカ人)のような血統の意味の両方で使われます。どちらも「上から下へ、あるいは先祖から自分へと下って来る」という降りる・下るイメージでつながっており、一見無関係に見える二つの意味が同じ動詞 descend から自然に枝分かれしています。
decent は「まあまあ良い」という控えめな評価を表す
decent は excellent(優秀な)ほど強くはなく、「十分にまとも・悪くない」という控えめな肯定の評価を表す語です。a decent meal(まずまずの食事)、a decent salary(まずまずの給料)のように、最高ではないが不満はないという中庸のニュアンスを持ち、この控えめさが decent という語の使いどころを特徴づけています。
まとめ
- decent /ˈdiːsənt/=形容詞「きちんとした・まともな」
- descent /dɪˈsɛnt/=名詞「下降・降下・家系」(反対 ascent)
- アクセント:decent は前、descent は後ろ
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The steep ( ) took twenty minutes.(急な下りは20分かかった)」
A. descent
Q2. 「きちんとした・まともな」という意味の形容詞はどれですか。
A. decent
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「She is of Irish ( ).(彼女はアイルランド系の血筋だ)」
A. descent
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