desirable と desirous
desirable「望ましい・好ましい」(〜される側)、desirous「(〜を)望んでいる」(望む側・desirous of)。
望まれる側か、望む側かで見分ける
同じ desire(望む)から派生しますが、向きが逆です。
- desirable … 「望ましい・好ましい・魅力的な」。(人・物が)望まれる側。
- desirous … 「(〜を)望んでいる・欲している」。(人が)望む側。ふつう desirous of ~。
| 語 | 向き | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| desirable | 望まれる側 | 望ましい | A quiet location is desirable.(静かな立地は望ましい) |
| desirous | 望む側 | 望んでいる | She is desirous of success.(彼女は成功を望んでいる) |
desirous は日常会話ではほとんど使われない硬い語
desirous は法律文書や改まった書き言葉で使われる硬い語で、日常会話では want や wish、eager のほうがはるかに一般的です。desirous of ~ という形自体、契約書や公式声明のような文脈で目にすることが多く、話し言葉で She is desirous of success. と言うと不自然に堅苦しく聞こえます。使用頻度の差を知っておくと、どちらが実務でよく出会う語かの見当がつきます。
desirable は不動産や求人広告で好まれる評価語
desirable は a desirable neighborhood(住み心地の良い地域)、a highly desirable candidate(非常に望ましい候補者)のように、不動産広告や求人票で対象の魅力を伝える評価語として頻繁に使われます。「〜されたいと思わせる性質を持つ」という -able の受け身的な意味が、対象の魅力を客観的に述べる場面に合っています。
desire という動詞に立ち返ると両語の関係が見える
形容詞2つの元になっている動詞 desire(強く望む)は want よりも改まった響きを持ち、I desire to know the truth.(真実を知ることを強く望む)のように使われます。desirable は「desire される対象」、desirous は「desire している主体」という構図で、同じ動詞から反対方向の形容詞が作られている点を意識すると、この2語の関係がすっきり整理できます。
まとめ
- desirable=望ましい・好ましい(望まれる側)
- desirous=(〜を)望んでいる(望む側・desirous of ~)
- 望まれる=desirable、望む=desirous
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Many are ( ) of a better future.(多くの人がより良い未来を望んでいる)」
A. desirous
Q2. 「望ましい・好ましい」という意味の語はどれですか。
A. desirable
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Experience is ( ) but not required.(経験は望ましいが必須ではない)」
A. desirable
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