device と devise
名詞と動詞。device /dɪˈvaɪs/「装置・工夫」(名詞)、devise /dɪˈvaɪz/「考案する」(動詞)。語尾 /s/ と /z/。
品詞と語尾の音で見分ける
つづりは -ce と -se の違い、語尾の音 /s/(device)と /z/(devise) で名詞・動詞が分かれます。
- device … /dɪˈvaɪs/ 名詞「装置・機器・工夫」。語尾は濁らない /s/。
- devise … /dɪˈvaɪz/ 動詞「考案する・工夫する」。語尾は濁る /z/。
| 語 | 発音 | 品詞・中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| device | /dɪˈvaɪs/ | 名詞:装置 | This device measures heart rate.(この装置は心拍を測る) |
| devise | /dɪˈvaɪz/ | 動詞:考案する | They devised a new plan.(彼らは新しい計画を考え出した) |
遺言の devise に残る法律用語としての意味
英米法の遺言書では、devise は「不動産(土地・建物)を遺贈する」という専門的な意味で使われる。人に対する動産(現金・株式・宝石等)の遺贈は bequeath と呼び分けられ、両者を並べた give, devise and bequeath という定型句が伝統的な遺言書の文言に今も残っている。日常語の「考案する」とは別に、この法律分野に特化した意味が生きている。
left to my own devices という成句の devices
成句 left to (one's) own devices(放っておかれて自分の思うままにする)は、device の複数形 devices が「装置」ではなく「自分の考え・工夫・思うところ」という古い意味で使われた名残である。現代語の「装置」の意味に引きずられて誤解されやすいが、この成句の devices は機械とは無関係。
カタカナ「デバイス」が指す範囲の狭さ
日本語のカタカナ語「デバイス」はスマートフォンやセンサーなど電子機器を指す場合がほとんどだが、英語の device はもっと範囲が広く、safety device(安全装置)、explosive device(爆発物)、さらに文学用語の literary device(表現技法)・plot device(物語を動かすための仕掛け)のように、抽象的な「仕組み・仕掛け」全般を指す。電子機器に限定して覚えると英語本来の広さを見落とす。
まとめ
- device /dɪˈvaɪs/=名詞「装置・機器」(-ce、/s/)
- devise /dɪˈvaɪz/=動詞「考案する」(-se、/z/)
- advice/advise と同じ -ce 名詞/-se 動詞
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Engineers ( ) a way to save energy.(技術者は省エネの方法を考案した)」
A. devise
Q2. 「装置・機器」という意味の名詞はどれですか。
A. device
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「A smartphone is a useful ( ).(スマホは便利な機器だ)」
A. device
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
※本サイトは個人による学習支援サイトです。最終的な確認は辞書や公式教材で行ってください。
編集方針