drop back と drop away
同じ drop でも back は「後方の順位に下がる」、away は「徐々に少なくなる・消えていく」。位置が後ろへ落ちるか、量や勢いが目減りしていくかの違いです。
位置が後ろへ落ちるのか、量が目減りしていくのか
drop back と drop away はどちらも drop のあとに副詞が続く形ですが、対象への働き方が異なります。
- drop back … レースや順位で後方に下がる、後ろへ下がって位置を取る。
- drop away … 数量・支持・音などが徐々に少なくなる・消えていく。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な主語 |
|---|---|---|
| drop back | 後方に下がる | a runner, a value(値が元の水準に戻る) |
| drop away | 徐々に減って消える | support, sales, land(傾斜する) |
drop back の使い分け
drop back は「集団の中で先頭から後方の位置へ下がる」という意味で、"I was at the front of the race, but I dropped back when I got tired." のように使われます。アメリカンフットボールでは「パスを投げるために数歩後ろに下がる」動作を指す専門的な用法もあり、いずれも「前にいた位置から後方へ移動する」イメージです。
drop away の使い分け
drop away は「数量や勢いが少しずつ、しかし着実に減っていく」という意味で、"Support for the policy has begun to drop away." のように使われます。「地面が急に傾斜して低くなる」(The land drops away sharply behind the house.)という物理的な意味もあり、どちらも「それまであったものが徐々に失われていく」イメージで共通しています。
なぜ直訳で読み解けないか
back は「元いた場所より後ろの位置へ」向かう方向、away は「本体から離れて徐々に消えていく」方向を運びます。drop back は「集団内での相対的な位置が後ろへ下がる」、drop away は「量や勢いが本体から少しずつ離れて失われていく」という、位置の後退と量の減少という違いが意味の違いになっています。
よくある誤用
Public support for the plan dropped back sharply.(誤・意図不明瞭)。支持が徐々に失われたなら drop away。drop back は順位・位置が後方に下がる意味なので、支持率の減少には不自然です。The tired runner dropped away to last place.(誤)。順位が後方に下がったなら drop back。drop away は量が徐々に消えていく意味なので、順位の後退には使いません。まとめ
- drop back=レースや順位で後方に下がる、後ろへ下がって位置を取る
- drop away=支持・数量・音などが徐々に少なくなる・消えていく、地面が急に傾斜する
- back は集団内での位置の後退を表し、away は量や勢いの目減りを表す
- 順位が下がるのは drop back、支持や売上が減るのは drop away
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「He was leading the race but dropped ( ) in the final lap.」
A. back
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Public support for the reform gradually dropped ( ).」
A. away
Q3. drop back の意味として最も適切なものはどれですか。
A. レースや順位で後方に下がる
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
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