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fall back on と fall through

fall back on は「(最後の手段)に頼る」、fall through は「(計画等が)失敗に終わる」。支えに倒れ込むか、底が抜けて落ちるかの違いです。

支えに倒れ込むか、底が抜けて落ちるか

fall back on と fall through はどちらも「落ちる」の比喩ですが、back on の「後方の支えに倒れ込む」イメージと through の「底を突き抜けて落ちる」イメージで、主語も結果も異なります。

熟語中心の意味典型的な主語・目的語
fall back on(最後の手段)に頼る主語=人・組織、目的語=savings, a backup plan
fall through(計画・取引等が)失敗に終わる・頓挫する主語=the plan, the deal(人は主語にならない)

fall back on の使い分け

fall back on は「他に手段がなくなったときに、蓄えていたものや慣れ親しんだ方法に頼る」という意味で、"When the primary funding fell through, the charity had to fall back on private donations." のように使われます。受動態にはしません。

fall through の使い分け

fall through は「(合意・計画・取引が)実現に至らず失敗する」という意味で、"The merger fell through at the last minute due to regulatory concerns." のように使われます。主語は必ず計画や取引などの事象で、人を主語にはできません。

使い分けの手がかり

fall back on は resort to/turn to for support に置換でき、主語は人・組織、目的語は「頼りにする対象」です。fall through は fail/collapse/come to nothing に置換でき、主語は必ず「計画・取引などの事象」です。「人が頼る」話か「計画が失敗する」話かで、主語の種類から即座に判別できます。

なぜ直訳で読み解けないか

back on は「前方の足場を失った人物が背後の安全網の上に倒れ込んで身を預ける」イメージなので、fall back on は他に手段がないときの最後の拠り所を表します。through は「床が破れて底を突き抜けて落下する」イメージなので、fall through は計画が土台から崩れ落ちて実現しないまま終わることを表します。

よくある誤用

注意He fell through when he lost his job and had no savings.(誤・主語が人)。人が主語になるのは fall back on。fall through の主語は計画や取引などの事象に限られます。
注意The company fell back on when the investment deal collapsed.(誤・意味が通じない)。取引が頓挫したのは fall through。fall back on は「頼る」の意味であって「頓挫する」の意味ではありません。
試験ポイント覚え方:back on=後方の支えに倒れ込む(頼る)through=床を突き抜けて落ちる(失敗に終わる)

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「When negotiations stalled, the company had to ( ) its original backup plan.」

A. fall back on

Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Unfortunately, the merger ( ) due to regulatory objections.」

A. fell through

Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「If the funding falls through, the university will have to ( ) alternative sources.」

A. fall back on

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