farther と further
farther は主に「(物理的な距離)より遠く」、further は「(程度・追加)さらに」+距離にも使える。
距離か、程度・追加かで見分ける
どちらも far の比較級ですが、使い分けの目安があります。
- farther … 主に物理的な距離「より遠くに」。
- further … 程度・追加「さらに・それ以上・追加の」。距離にも使えるが、抽象的な意味では further。
| 語 | 中心の使い方 | 例文 |
|---|---|---|
| farther | 物理的な距離 | The station is farther than I thought.(駅は思ったより遠い) |
| further | 程度・追加 | We need further information.(さらなる情報が必要だ) |
further だけが持つ用法
further には動詞の用法があり、further your career(キャリアを前進させる)のように「促進する」の意味で使えます。farther に動詞用法はありません。文をつなぐ furthermore(さらに言えば)、until further notice(追って通知があるまで)、without further delay(これ以上遅れることなく)も、いずれも further の側で固まった言い方です。
英米で受け止め方に差がある
イギリス英語では距離にも程度にも further を使うのが普通で、farther を見かける機会は多くありません。アメリカ英語では物理的な距離に farther を選ぶ傾向がありますが、そこでも further を使って誤りとされることはまずありません。判断に迷ったときに further を選んでおけば大きく外さないのは、この非対称のためです。
最上級と、教育制度に残る further
最上級は farthest と furthest で、使い分けの傾向は比較級と同じです。イギリスの教育制度でいう further education は義務教育のあとに続く継続教育を指し、学位課程を指す higher education と区別されます。ここでの further も距離ではなく、その先へ進むという程度の意味で使われています。
まとめ
- farther=主に物理的な距離「より遠くに」
- further=程度・追加「さらに・追加の」(距離にも可)
- 抽象的な「これ以上」は further
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「If you have any ( ) questions, please ask.(さらに質問があれば聞いて)」
A. further
Q2. 主に「(物理的に)より遠く」を表すのはどちらですか。
A. farther
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「We can't walk any ( ); I'm exhausted.(もうこれ以上歩けない、へとへとだ)」
A. farther
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