forgetful と forgettable
forgetful「(人が)忘れっぽい」、forgettable「(物・事が)忘れられやすい・印象に残らない」。
忘れる側か、忘れられる側かで見分ける
同じ forget 由来ですが、主語が違います。
- forgetful … 「(人が)忘れっぽい・物覚えが悪い」。人の性質。
- forgettable … 「(物・事が)忘れられやすい・印象に残らない」(-able=〜されやすい)。ふつう否定的。
| 語 | 主語 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| forgetful | 人 | 忘れっぽい | My grandfather is getting forgetful.(祖父は物忘れが増えてきた) |
| forgettable | 物・事 | 忘れられやすい | The movie was dull and forgettable.(退屈で印象に残らない映画だった) |
反対語の作り方が2語で異なる
forgetful の反対はふつう mindful(気を配る)や attentive(注意深い)のような別語で表しますが、forgettable の反対は接頭辞を付けた unforgettable(忘れられない)という形で作られます。unforgettable は memorable と似た意味で使われますが、unforgettable のほうが「感情的な強さゆえに忘れようがない」という強さを持ち、memorable は「記憶に値する」という穏やかな評価にとどまる点で語感が異なります。
forgetful は加齢や病気の文脈で使われやすい
forgetful は日常会話で「うっかり屋」という軽い意味でも使われますが、becoming forgettable(もの忘れが増える)、forgetfulness(もの忘れ)という形で高齢者の認知機能の話題でも頻繁に使われます。My grandfather is getting forgetful. という例文のように、加齢に伴う変化を穏やかに表現する語として選ばれることが多い語です。
-ful と -able がそれぞれ持つ意味の型
-ful は careful(気をつける)、helpful(助けになる)のように「その性質で満ちている」という能動的な性質を表し、-able は washable(洗える)、readable(読める)のように「〜されることができる」という受け身の可能性を表します。forgetful/forgettable のペアはこの2つの接尾辞の型の違いをそのまま体現しており、他の -ful/-able 語のペアを考えるときの手がかりにもなります。
まとめ
- forgetful=(人が)忘れっぽい・物覚えが悪い
- forgettable=(物・事が)忘れられやすい・印象に残らない
- 人なら forgetful、物・事なら forgettable
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The performance was ( ); no one remembers it.(その公演は印象に残らず、誰も覚えていない)」
A. forgettable
Q2. 「(人が)忘れっぽい」という意味の語はどれですか。
A. forgetful
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Write it down if you are ( ).(忘れっぽいならメモして)」
A. forgetful
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