get away with と get out of
同じ get でも away with は「罰を逃れる」、out of は「義務を逃れる」。どちらも「逃れる」系だが、逃れる対象が違います。
罰を逃れるのか、義務を逃れるのか
get away with と get out of はどちらも「うまく逃れる」という点で似ていますが、逃れる対象が異なります。この違いを整理すると混同を防げます。
- get away with … 悪いこと・間違ったことをして罰を受けずに済む。
- get out of … しなければならない義務・約束を回避する。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な目的語 |
|---|---|---|
| get away with | 罰を受けずに済む | cheating, lying, a crime |
| get out of | 義務・約束を回避する | a meeting, doing the dishes, a promise |
get away with の使い分け
get away with は「本来なら罰せられるはずの悪事をして、それでも罰を免れる」という意味です。"Don't be tempted to cheat — you'll never get away with it." のように、行為そのものが不正・違反であることが前提になります。目的語には cheating、lying、a crime のような「悪いこと」が来るのが典型です。
get out of の使い分け
get out of は「本来やるべき義務や約束を、言い訳などを使って回避する」という意味です。行為自体が不正である必要はなく、"She got out of playing netball by claiming to have injured her knee." のように、面倒な用事や気の進まない予定を避ける場面で広く使われます。get out of の後ろには doing 〜(動名詞)が続くことが多いのも特徴です。
なぜ直訳で読み解けないか
with は「〜を伴って」、of は「〜から離れて」というイメージを運びます。get away with は「悪事を伴ったまま逃げおおせる」、get out of は「義務という枠の中から外へ出る」という空間感覚の違いが、そのまま「罰から逃れる」か「義務から逃れる」かの違いになっています。
よくある誤用
He got out of stealing the money.(誤・意図不明瞭)。窃盗という不正行為をして罰を免れたなら get away with。get out of を使うと「盗む行為自体を回避した」という別の意味に読めてしまいます。I got away with the boring meeting by saying I was sick.(誤)。退屈な会議という義務を回避したなら get out of。get away with は不正行為が前提なので、正当な理由での欠席には使いません。まとめ
- get away with=悪いこと・不正をして罰を受けずに済む
- get out of=しなければならない義務・約束を(言い訳などで)回避する
- get away with の目的語は不正行為、get out of の目的語は義務・用事
- get out of のあとは doing 〜(動名詞)が続きやすい
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Nobody gets ( ) with insulting me like that.」
A. away
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「She got ( ) of doing the dishes by pretending to be busy.」
A. out
Q3. get away with の後ろに自然に続く目的語はどれですか。
A. cheating on the exam
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
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