give in と give way to
give in は「屈する・要求を受け入れる」、give way to は「〜に道を譲る・取って代わられる」。抵抗をやめるか、場所や立場を明け渡すかの違いです。
抵抗をやめるか、場所を明け渡すか
give in と give way to はどちらも「屈する」という意味で重なりますが、in の「内側へ入り込む」イメージと way to の「道を譲る」イメージで、ニュアンスが微妙に異なります。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な使われ方 |
|---|---|---|
| give in | 屈する・(要求等を)受け入れる | give in to pressure, temptation |
| give way to | 〜に道を譲る/〜に取って代わられる | give way to traffic, emotion, a newer model |
give in の使い分け
give in は「抵抗をやめて相手の要求や誘惑を受け入れる」という意味で、"After hours of arguing, he finally gave in to her demands." のように使われます。単に "give in"(降参する)という自動詞的な使い方もあります。
give way to の使い分け
give way to には複数の意味があります。1つは文字どおり「(車や歩行者に)道を譲る」(Give way to pedestrians at the crossing)。2つ目は「(感情や欲求に)負けて自制を失う」(She gave way to tears)。3つ目は「(古いものが新しいものに)取って代わられる」(Stone buildings gave way to glass and concrete towers)という意味です。
使い分けの手がかり
give in は surrender/yield(要求への服従)に置換でき、主に人と人との対立の場面で使われます。give way to は yield the right of way/be replaced by に置換でき、交通・感情・世代交代などより幅広い対象に使われます。give way to の方が意味の幅が広い点に注意します。
なぜ直訳で読み解けないか
in は「抵抗の外殻を破って内側へ入り込む」イメージなので、give in は防御していた立場を崩して要求を受け入れることを表します。way to は「自分の通り道を相手に譲り渡す」イメージなので、give way to は交通の場での道の譲渡から、感情に道を譲る(自制を失う)、時代に道を譲る(取って代わられる)まで幅広く使われます。
よくある誤用
Stone buildings gave in to glass towers over the century.(不自然)。世代交代を表すなら give way to。give in は人の意思的な服従に使われ、無生物の交代にはあまり使いません。He gave way to her demands after a long argument.(成立するが微妙にずれる)。要求への服従を強調するなら give in to がより直接的です。give way to は「道を譲る」の含意が残ります。まとめ
- give in=屈する・(要求等を)受け入れる(surrender/yield)。主に人との対立で使う
- give way to=〜に道を譲る/感情に負ける/〜に取って代わられる(yield the right of way/be replaced by)
- give way to の方が give in より幅広い対象(交通・感情・世代交代)に使える
- in=内側へ入り込む、way to=通り道を譲る、という前置詞イメージの違い
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「After weeks of pressure, the company finally ( ) to the union’s demands.」
A. gave in
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Please ( ) oncoming traffic before turning left.」
A. give way to
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Over the decades, the old factories ( ) modern office buildings.」
A. gave way to
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