hard と hardly
hard は副詞で「熱心に・激しく」、hardly は「ほとんど〜ない」。-ly をつけると意味が強まるどころか否定に変わる。
-ly がつくと否定語になる
ふつう形容詞に -ly をつけると副詞になりますが、hard はそれ自体が副詞でもあり、hardly は別語です。しかも hardly は否定の意味を持ちます。
- hard … 形容詞「かたい・難しい・厳しい」/副詞「熱心に・激しく」。
- hardly … 副詞「ほとんど〜ない」。準否定語で、文全体を否定寄りにする。
| 語 | 品詞 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| hard | 形容詞・副詞 | 熱心に・激しく | They worked hard all night.(一晩中懸命に働いた) |
| hardly | 副詞(準否定) | ほとんど〜ない | I could hardly hear him.(彼の声はほとんど聞こえなかった) |
使い分けの手がかり
「一生懸命」と訳せるなら hardです。work hard/study hard/rain hard のように、動詞の後ろに置きます。
「ほとんど〜ない」と訳せるなら hardlyです。hardly は否定語なので、not を重ねません。
コツ同じ型の語がほかにもあります。late(遅く)/lately(最近)、near(近くに)/nearly(ほとんど)、most(最も)/mostly(たいてい)。いずれも -ly 形が別の意味になるので、まとめて覚えると効率的です。
コツhardly は any / ever と結びつきやすい語です(hardly any money=お金がほとんどない、hardly ever=めったに〜しない)。
よくある誤用
注意
He works hardly. は「彼はほとんど働かない」という意味になり、ほめたつもりが逆になります。「よく働く」は He works hard.注意
I couldn't hardly believe it. は否定の重複です。I could hardly believe it. が正しい形です。試験ポイント覚え方:hard は汗をかく、hardly は「ほとんど無い」。-ly をつけたら意味が反転する、と例外として覚えます。
まとめ
- hard=副詞「熱心に・激しく」(work hard)
- hardly=準否定の副詞「ほとんど〜ない」(hardly any / hardly ever)
- hardly と not を重ねない(couldn't hardly は誤り)
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「She studies ( ) every day.(彼女は毎日熱心に勉強する)」
A. hard
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「There is ( ) any milk left.(牛乳はほとんど残っていない)」
A. hardly
Q3. 「彼はほとんど働かない」を表す文はどれですか。
A. He hardly works.
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
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