healthy と healthful
healthy「健康な・健康的な」(人・状態)、healthful「健康に良い」(食べ物・環境など、健康を促すもの)。※現代英語では healthy が両方に使われる傾向。
「健康な」か「健康を促す」かで見分ける
伝統的には使い分けがあります。
- healthy … 「健康な・健康的な」。健康を持っている人・状態(a healthy child)。
- healthful … 「健康に良い・健康を促す」。健康をもたらす食べ物・環境など(a healthful diet)。
| 語 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| healthy | 健康な(状態) | She is a healthy young woman.(彼女は健康な若い女性だ) |
| healthful | 健康に良い(促す) | A healthful diet includes vegetables.(健康的な食事には野菜が入る) |
-y と -ful の接尾辞が向きを分けている
healthy は名詞 health に -y(〜の性質を持つ)が付いた形で、「健康という性質そのものを持っている」対象、つまり人や体の状態を直接指します。healthful は health に -ful(〜で満たす)が付いた形で、「健康を満たしてくれる」対象、つまり健康の原因となるものを指します。同じ組み立ては beauty→beautiful(美を持つ→美で満たす)にも見られ、-y は性質の保有、-ful は性質を与える働きという役割分担が英語の派生語に共通しています。
現代英語で使い分けが薄れた理由
伝統的な区別は辞書や文法書には残っていますが、実際の会話や記事では healthy diet、healthy food のように healthy が「健康に良い」の意味でも圧倒的に多く使われます。healthful はやや古風・形式的な響きを持つ語になっており、日常会話ではほとんど使われません。試験問題としては伝統的な区別が出題されることがあるため、healthful が「促す」側の語だと知っておく価値があります。
unhealthy が引き受ける範囲の広さ
否定形の unhealthy は、healthy と healthful の両方の否定的な意味をまとめて引き受けています。an unhealthy person(不健康な人)にも、an unhealthy diet(不健康な食事)にも同じ unhealthy が使え、unhealthful という語はほとんど使われません。肯定形では分かれていた区別が、否定形では healthy 側に吸収されているのも、healthy の使用範囲の広さを示しています。
まとめ
- healthy=健康な・健康的な(人・状態)
- healthful=健康に良い・健康を促す(食べ物・環境)
- 現代英語では healthy が両方に使われる傾向(試験では区別)
確認クイズ(抜粋)
Q1. 伝統的な使い分けで「健康に良い(健康を促す)食べ物」に使われるのはどちらですか。
A. healthful
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「Regular exercise keeps you ( ).(定期的な運動は健康を保つ)」
A. healthy
Q3. 「(人・状態が)健康な」を表すのはどちらですか。
A. healthy
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