hope と wish と expect
「望む・思う」の3語。hope は実現可能なことを望む、wish は実現しにくい願い(仮定法)、expect は起こると予期する。
実現の可能性・語法で見分ける
いずれも心の動きですが、可能性と語法が違います。
- hope … 「(実現可能なことを)望む」。hope to do/hope (that) + 現在・未来。
- wish … 「(実現しにくいことを)願う」。しばしば仮定法(wish + 主語 + 過去/過去完了)。wish to do はかたい「〜したい」。
- expect … 「(起こると)予期する・期待する」。根拠があって見込む。
| 語 | ニュアンス | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| hope | 実現可能を望む | 望む | I hope it doesn't rain tomorrow.(明日雨が降らないといいな) |
| wish | 実現しにくい願い | 願う | I wish I could fly.(飛べたらいいのに) |
| expect | 起こると見込む | 予期する | We expect him to arrive by noon.(正午までに着くと見込む) |
試験ポイント覚え方:実現しそうなら hope、実現しにくい(仮定)なら wish、起こると見込むなら expect。wish のあとの節はよく過去形(仮定法)になる。
hope と wish はゲルマン語源、expect だけラテン語源
hope・wish はどちらも古英語に遡るゲルマン語源の語だが、expect はラテン語 exspectare(ex-「外へ」+ spectare「見る」)に由来し、spectator(観客)・inspect(点検する)と同じ語根を共有する。「見て待ち構える」という原義が、「予期する」という現代の意味の土台になっている。
hope springs eternal という有名な引用句
hope は詩人アレクサンダー・ポープの一節 hope springs eternal(希望は永遠に湧き出る)で広く知られる語で、根拠の有無にかかわらず人が希望を持ち続ける性質を表す成句として定着している。
expecting は「妊娠している」を婉曲的に表す
expect は be expecting(妊娠している)という婉曲表現でも使われ、単に「予期する」という一般的な意味から、出産を待つという特定の状況を指す慣用的な用法に特化している。
まとめ
- hope=実現可能なことを望む(hope to do/hope that ~)
- wish=実現しにくい願い(wish + 過去=仮定法)
- expect=根拠があり起こると予期する
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「I ( ) I were taller.(もっと背が高ければなあ)」
A. wish
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「I ( ) to see you again soon.(またすぐ会えるといいな)」
A. hope
Q3. 「(根拠があって)起こると予期する」を表すのはどれですか。
A. expect
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
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