intelligent と intelligible
intelligent「頭がいい・知的な」(人・生物)、intelligible「(言葉・説明が)理解できる・分かりやすい」(物事)。
「頭がいい」か「理解できる」かで見分ける
同じ語源ですが、対象が違います。
- intelligent … 「頭がいい・知的な・聡明な」。人・動物・システムなど。
- intelligible … 「(言葉・説明・音声が)理解できる・分かりやすい」(-ible=〜できる)。
| 語 | 対象 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| intelligent | 人・生物 | 頭がいい | She is an intelligent student.(彼女は聡明な生徒だ) |
| intelligible | 言葉・説明 | 理解できる | His speech was barely intelligible.(彼の話はほとんど聞き取れなかった) |
mutually intelligible という言語学の専門用語
intelligible は言語学で mutually intelligible languages(相互に理解可能な言語)という専門用語として使われます。スペイン語とポルトガル語のように、系統が近い言語同士で、特別に学習しなくても互いにある程度理解できる関係を指す語で、intelligible の「(学ばなくても)理解できる」という核となる意味がそのまま専門用語に転用されています。
-ible/-able は「〜できる」を作る生産的な接尾辞
intelligible の -ible は、readable(読める)、understandable(理解できる)と同じ「〜されることができる」という受け身の可能性を表す接尾辞です。intelligent の -ent は現在分詞に由来し、「(自ら)〜している」という能動的な性質を表します。この接尾辞の違いが、「自ら考える」intelligent と「(他者から見て)理解される」intelligible という主体の向きの違いに対応しています。
反対語で確認すると意味の違いがはっきりする
intelligent の反対語は stupid や unintelligent(愚かな)で、人の能力の評価です。intelligible の反対語は unintelligible や incomprehensible(理解不能な)で、伝わり方の評価です。His mumbling was unintelligible.(彼のつぶやきは聞き取れなかった)を He is unintelligent. と言い換えると、話し方の問題を人格の評価にすり替えてしまう誤りになります。
まとめ
- intelligent=頭がいい・知的な(人・生物)
- intelligible=(言葉・説明が)理解できる・分かりやすい
- 人の賢さは intelligent、言葉の明瞭さは intelligible
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The recording was not ( ) due to noise.(雑音で録音が聞き取れなかった)」
A. intelligible
Q2. 「頭がいい・知的な」という意味の語はどれですか。
A. intelligent
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Dolphins are highly ( ) animals.(イルカは非常に知的な動物だ)」
A. intelligent
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