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keep back と keep down

同じ keep でも back は「情報を隠す・距離を保つ」、down は「増加を抑える・低く保つ」。手元に留めるか、低い水準に押さえるかの違いです。

手元に留めるのか、低い水準に押さえるのか

keep back と keep down はどちらも「抑える」という点で似ていますが、抑える対象と方向が異なります。

熟語中心の意味典型的な目的語
keep back隠す・近づけないinformation, the crowd, flood water
keep down増加を抑える・低く保つcosts, prices, one's voice

keep back の使い分け

keep back は「知っていることをすべて話さず、一部を自分の手元に留めておく」という意味(I suspect she's keeping something back.)で使われます。また「人や水などを、ある場所より先に進ませない」という物理的な意味(Barriers were built to keep back the flood water.)にも使われ、群衆整理の場面でも頻出します。

keep down の使い分け

keep down は「費用や物価などが増加しないよう抑える」という意味(We need to keep our costs down.)が代表的です。「声の大きさを低く保つ」(Please keep your voice down.)という意味にも使われ、さらに「食べた物を吐かずに胃に留めておく」(She couldn't keep anything down after the operation.)という体調に関する意味もあります。

なぜ直訳で読み解けないか

back は「本来出てくるはずのものを後ろに留め置く」イメージ、down は「本来上がっていくはずのものを低い位置に押さえつける」イメージを運びます。keep back は「情報や人を自分の手元・一定の場所より先に出さない」、keep down は「数値や声を低い水準に押さえ込む」という、抑える方向の違いがそのまま意味の違いになっています。

よくある誤用

注意We need to keep back our costs this year.(誤)。費用の増加を抑えるなら keep down。keep back は情報を隠す・距離を保つ意味なので、費用の抑制には使いません。
注意I suspect she's keeping something down about the accident.(誤)。情報を隠しているなら keep back。keep down は数量や声を低く保つ意味なので、情報の秘匿には使えません。
試験ポイント覚え方:back=手元に留めて先に出さない(隠す・近づけない)down=低い水準に押さえ込む(増加を抑える・声を低くする)

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「I think he is keeping something ( ) about what really happened.」

A. back

Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The company is working hard to keep its prices ( ).」

A. down

Q3. keep back の意味として最も適切なものはどれですか。

A. 情報を隠す・人を近づけない

全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。

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