keep on と keep to
keep on は「続ける」、keep to は「(道・話題・約束)から外れない」。単純な継続か、決められた枠を守り続けるかの違いです。
単純に続けるか、枠を守り続けるか
keep on と keep to はどちらも「継続」に関わりますが、on の「そのまま前へ」というイメージと to の「決められた対象の枠内に留まる」というイメージで、継続の性質が異なります。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な使われ方 |
|---|---|---|
| keep on | 続ける(同じ動作を繰り返す・持続する) | keep on trying, keep on doing |
| keep to | (道・話題・約束・予定)から外れない | keep to the path, the point, the schedule |
keep on の使い分け
keep on は「(doing の形を伴って)ある動作を繰り返す、または持続する」という意味で、"Keep on trying and you'll eventually succeed." のように使われます。イギリス英語の口語では「(人に)くどくどと言い続ける」(keep on at someone about something)という意味もあります。
keep to の使い分け
keep to は「決められた枠(道・話題・予定・約束)から外れずにそこに留まる」という意味です。"Please keep to the marked path." のように物理的な経路にも、"Let's keep to the topic at hand." のように話の内容にも、"She always keeps to her promises." のように約束の遵守にも使われます。
使い分けの手がかり
keep on は continue/go on doing に置換でき、「同じ動作を止めずに続ける」という単純な継続です。keep to は stick to/not deviate from に置換でき、「決められた枠から逸脱しない」という規律的な継続です。「動作を続ける」話か「枠を守る」話かで区別します。
なぜ直訳で読み解けないか
on は「同じ状態のまま前へ持ち続ける」イメージなので、keep on は動作をただ止めずに継続することを表します。to は「対象との結びつきを保ち続ける」イメージなので、keep to は道・話題・約束という特定の枠組みとのつながりを保ち、そこから外れないことを表します。
よくある誤用
Please keep on the main topic during the discussion.(誤)。話題から逸れないよう求めるのは keep to。keep on はただの継続で、「枠を守る」意味を持ちません。He kept to complaining about the weather all day.(誤)。文句を言い続けたのは keep on(complaining)。keep to は動作の反復には使いません。まとめ
- keep on=続ける(continue/go on doing)。同じ動作の単純な継続
- keep to=(道・話題・約束・予定)から外れない(stick to/not deviate from)
- keep on は動作の継続、keep to は決められた枠の遵守という違いがある
- on=そのまま前へ持続する、to=枠とのつながりを保つ、という前置詞イメージの違い
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Even after several failures, she ( ) trying.」
A. kept on
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「During the meeting, please ( ) the agenda items only.」
A. keep to
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Hikers are advised to ( ) the marked trail at all times.」
A. keep to
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