make out と make for
make out は「かろうじて識別する・理解する・記入する」、make for は「〜へ向かって進む・〜に役立つ」。判別する行為と、方向へ進む・貢献する行為の違いです。
判別するか、向かって進む・貢献するか
make out と make for は共に多義語ですが、out の「輪郭を作り出して判別する」イメージと for の「目的地・結果に向かう」イメージで大きく方向性が異なります。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な使われ方 |
|---|---|---|
| make out | かろうじて見分ける・理解する/(書類等を)記入する/〜だと主張する | make out a figure in the fog/make out a check |
| make for | 〜へ向かって進む/〜に役立つ・貢献する | make for the exit/make for a happy marriage |
make out の使い分け
make out の1つ目の意味は「(視覚・聴覚が悪い状況で)かろうじて識別する」で、"I could just make out a shape in the fog." のように使います。2つ目は「(複雑なことを)理解する」(I can't make out what he's trying to say)。3つ目は「(小切手・書類などを)作成・記入する」(make out a check for $50)。4つ目は「〜だと主張する・見せかける」(She's not as rich as people make out)という意味もあります。
make for の使い分け
make for の1つ目の意味は「(ある場所に)向かって進む」で、"He got up and made for the door." のように使います。2つ目は「(ある結果を)もたらす・〜に役立つ」で、"Constant arguing doesn't make for a happy marriage." のように、主語が抽象的な要因、結果が望ましい状態かどうかを表す文脈で使われます。
使い分けの手がかり
make out は discern/understand/write out に置換でき、「はっきりしないものを判別・記入する」という動作です。make for は head toward/contribute to に置換でき、「場所や結果に向かって進む・寄与する」という動作です。「見分ける・書く」話か「向かう・役立つ」話かで区別します。
なぜ直訳で読み解けないか
out は「ぼんやりしたものの輪郭を外へ作り出す」イメージなので、make out は霧の中の人影や複雑な話の意味を判別することに広がります。for は「目的地・結果に向かう」イメージなので、make for は物理的な移動にも、ある結果に貢献するという比喩にも広がります。
よくある誤用
He got up and made out the door.(誤)。出口へ向かったのは make for。make out に「向かう」の意味はありません。I couldn't make for what she was saying.(誤)。理解できなかったのは make out。make for は理解の意味を持ちません。まとめ
- make out=かろうじて見分ける・理解する/(書類等を)記入する/〜だと主張する
- make for=〜へ向かって進む/〜に役立つ・貢献する(head toward/contribute to)
- make out は「判別・記入」、make for は「移動・貢献」という別方向の意味
- out=輪郭を作り出す、for=目的地・結果に向かう、という前置詞イメージの違い
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Through the thick fog, I could barely ( ) the outline of the ship.」
A. make out
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「As soon as the alarm rang, everyone ( ) the nearest exit.」
A. made for
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Please ( ) the check for exactly $120.」
A. make out
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
※本サイトは個人による学習支援サイトです。最終的な確認は辞書や公式教材で行ってください。
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