make up と make off with
同じ make でも up は「仲直りする・作り話をする・構成する」、off with は「盗んで逃げる」。関係や物事を作り上げるか、持ち去るかの違いです。
関係や物事を作り上げるのか、持ち去るのか
make up と make off with は語順も意味もまったく異なりますが、どちらも make の熟語として頻出するため一緒に整理しておくと混同しません。
- make up … 喧嘩のあと仲直りする、話をでっち上げる、全体を構成する。
- make off with … 何かを盗んで急いで逃げる。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な文脈 |
|---|---|---|
| make up | 仲直りする/作り話をする/構成する | after a fight/ an excuse/ a group, a team |
| make off with | 盗んで逃げる | jewelry, cash, a car |
make up の使い分け
make up は文脈によって意味がかなり変わる多義語です。喧嘩したあと「仲直りする」(They had a big fight but made up the next day.)、事実でない話を「でっち上げる」(He made up an excuse for being late.)、複数の要素が全体を「構成する」(Women make up more than half of the staff.)という3つの意味が特によく使われます。いずれも「バラバラだったものを1つにまとめ上げる」という共通のイメージがあります。
make off with の使い分け
make off with は「何かを盗み、それを持ったまま急いで立ち去る」という意味で、"Thieves made off with jewelry worth thousands of dollars." のように、窃盗のニュースなどで頻出する表現です。make off(急いで立ち去る)に with(〜を伴って)が組み合わさることで、「盗品を伴って逃げる」という意味になります。
なぜ直訳で読み解けないか
up は「バラバラなものを引き上げてひとまとまりにする」イメージで、仲直り・作り話・構成という一見異なる意味を1つの「まとめ上げる」動作でつなぎます。一方 off with は「その場を離れる(off)+何かを伴って(with)」という2つの要素の組み合わせで、盗んで逃げるという具体的な動作を表します。
よくある誤用
The burglars made up with the safe's contents.(誤)。盗んで逃げたなら make off with。make up に「盗む」の意味はありません。Women make off with more than half of the staff.(誤・意図不明瞭)。構成するという意味なら make up。make off with は窃盗の文脈でしか使わないので、統計の説明には不自然です。まとめ
- make up=喧嘩のあと仲直りする、話をでっち上げる、全体を構成する
- make off with=何かを盗んで急いで持ち去る
- up はバラバラなものをまとめ上げるイメージ、off with はその場を離れる+何かを伴う組み合わせ
- 窃盗のニュースで頻出するのは make off with(make up と混同しない)
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「They had a huge argument but made ( ) the next morning.」
A. up
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The thief made ( ) with a bag full of cash.」
A. off
Q3. make up の意味として適切でないものはどれですか。
A. 盗んで逃げる
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