memorable と memorial
memorable「記憶に残る・忘れられない」(形容詞)、memorial「記念の・追悼の(形容詞)/記念碑(名詞)」。
「記憶に残る」か「記念・追悼」かで見分ける
同じ memory 由来ですが、意味が違います。
- memorable … /ˈmɛmərəbəl/ 形容詞「記憶に残る・忘れられない・印象的な」。
- memorial … /məˈmɔːriəl/ 形容詞「記念の・追悼の」、名詞「記念碑・記念物・追悼式」。
| 語 | 品詞・中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| memorable | 形容詞:記憶に残る | It was a memorable trip.(忘れられない旅だった) |
| memorial | 記念の・追悼の/記念碑 | They built a war memorial.(戦争記念碑を建てた) |
memorable は評価が中立で、良い意味にも悪い意味にも使える
memorable は「忘れられないほど印象的」という強さだけを表す語で、a memorable performance(忘れがたい名演)のように称賛にも、a memorable disaster(記憶に焼き付く大惨事)のように否定的な出来事にも使えます。良い意味に限定されるわけではない点は、日本語の「記憶に残る」という訳語からも見て取りやすい特徴です。
memor- という語根を共有する仲間たち
memorable と memorial はどちらもラテン語 memoria(記憶)に由来する memor-(記憶する)という語根を持ち、同じ語根から memo(メモ・覚え書き)、memoir(回想録)、memorandum(覚書)、commemorate(記念する)、immemorial(記憶にないほど古い、time immemorial)などが枝分かれしています。語根を知っておくと、初めて見る派生語でも「記憶」に関係する語だと見当がつきます。
Memorial Day に見る memorial の使われ方
アメリカの Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)は、memorial が「記念の・追悼の」という形容詞として国家的な行事名にまで使われる例です。同様に war memorial(戦争記念碑)、memorial service(追悼式)もこの用法で、いずれも「忘れないよう記念する」という memorial の中心義がそのまま行事名・建造物名になっています。
まとめ
- memorable=記憶に残る・忘れられない(形容詞)
- memorial=記念の・追悼の/記念碑(名詞)
- 印象的なら memorable、記念・追悼なら memorial
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「A ( ) service was held for the victims.(犠牲者の追悼式が行われた)」
A. memorial
Q2. 「記憶に残る・忘れられない」という意味の語はどれですか。
A. memorable
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「The concert was truly ( ).(そのコンサートは本当に忘れられなかった)」
A. memorable
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