momentary と momentous
同じ moment 由来でも別語。momentary /ˈmoʊməntɛri/「一瞬の・つかの間の」、momentous /moʊˈmɛntəs/「重大な」。
意味の違いで見分ける
どちらも moment(瞬間)から派生しますが、意味は大きく違います。
- momentary … /ˈmoʊməntɛri/ 「一瞬の・つかの間の」。時間が短いこと。
- momentous … /moʊˈmɛntəs/ 「重大な・重要な」。重み・意義が大きいこと。
| 語 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| momentary | 一瞬の | There was a momentary silence.(つかの間の沈黙があった) |
| momentous | 重大な | It was a momentous decision.(それは重大な決断だった) |
副詞 momentarily は英米で意味が割れる
副詞の momentarily は、イギリス英語では「一瞬だけ」、アメリカ英語では「まもなく」の意味で使われます。機内放送の We will be landing momentarily. はアメリカ用法で「まもなく着陸します」ですが、イギリス流に読むと「一瞬だけ着陸する」という奇妙な文になります。書き手がどちらの英語かわからない場面では、in a moment や briefly に言い換えたほうが確実です。
moment がもともと持っていた「重み」
moment はラテン語 momentum(動かす力、重み)に由来し、英語でも16世紀から「重要性」の意味を持っていました。a matter of great moment(きわめて重要な問題)という改まった言い方にその意味が残っており、momentous は17世紀にこちら側から作られています。時間の短さを指す語と意義の重さを指す語が同じ語源から分かれたのは、この二重の意味があったためです。
どちらの名詞が来ているかで決まる
a momentary decision は「一瞬で下した決断」を指し、重大さについては何も言いません。重みを表したいなら a momentous decision です。momentary lapse(一瞬の失念)、momentary pause(つかの間の間)のように時間の長さに関わる名詞が来れば前者、momentous occasion(記念すべき機会)、momentous change(重大な変化)のように出来事の意義に関わる名詞なら後者を選びます。
まとめ
- momentary /ˈmoʊməntɛri/=一瞬の・つかの間の(時間)
- momentous /moʊˈmɛntəs/=重大な・重要な(意義)
- 短い時間なら momentary、大きな意義なら momentous
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Signing the treaty was a ( ) event.(条約の調印は重大な出来事だった)」
A. momentous
Q2. 「一瞬の・つかの間の」という意味の語はどれですか。
A. momentary
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「He felt a ( ) flash of doubt.(彼は一瞬の疑念を感じた)」
A. momentary
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