official と officious
official「公式の・職員」、officious「お節介な・でしゃばりな」。同じ office 由来だが意味は大きく違う。
「公式」か「お節介」かで見分ける
つづりは近いですが、意味は正反対に近いほど違います。
- official … 「公式の・正式の・公認の」(形容詞)、「職員・役人」(名詞)。
- officious … 「お節介な・でしゃばりな・(頼まれもせず)差し出がましい」(否定的)。
| 語 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| official | 公式の・職員 | We await the official results.(公式の結果を待っている) |
| officious | お節介な | An officious clerk kept interrupting.(でしゃばりな係員が口を挟み続けた) |
officious は official の「豪華な言い換え」ではない
見た目が似ているため、officious を official の格式ばった言い換えのように誤用してしまう例があります。しかし officious は「公式の」という意味を一切持たず、常に「頼まれてもいないのに口や手を出す」という否定的な評価の語です。日本語の「公式的な」という語感につられて officious を選ぶと、正反対に近い印象を与えてしまいます。
法律用語に残る officious
英米法には officious intermeddler(お節介な第三者)という表現があり、頼まれてもいないのに他人の事務に勝手に関与した人物を指します。この人物は原則として、あとから報酬や費用の弁済を求めることができないとされ、「頼まれない善意は法的に守られない」という考え方を officious という一語が体現しています。
動詞 officiate は official の側から派生する
儀式や試合を「公式に取り仕切る」という動詞 officiate(司会を務める、審判を務める)は official と同じ語根から生まれています。The referee officiated the match.(審判がその試合を裁いた)のように、公的な役割を果たすという official 側の意味を受け継いでおり、officious とは別の系統です。
まとめ
- official=公式の・正式の/職員・役人
- officious=お節介な・でしゃばりな(否定的)
- 正式なら official、差し出がましいなら officious
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The ( ) manager annoyed everyone with unwanted advice.(でしゃばりな上司が余計な助言でみなを苛立たせた)」
A. officious
Q2. 「公式の・正式の」という意味の語はどれですか。
A. official
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「This is the ( ) website of the company.(これは会社の公式サイトだ)」
A. official
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