put up with と put up
put up with は「我慢する」、put up は「(看板等を)掲げる・宿泊させる・お金を出す」。with の有無で意味が完全に変わります。
with があるかどうかで意味が変わる
put up with と put up は形が似ていますが、with の有無で意味の系統がまったく違います。
| 熟語 | 中心の意味 | 典型的な目的語 |
|---|---|---|
| put up with | (嫌なこと・人)を不満を言わずに我慢する | noise, behavior, a person |
| put up | (看板等を)掲げる・(人を)宿泊させる・(資金を)出す | a poster, a guest, money |
put up with の使い分け
put up with は「不快なこと・人を、文句を言わずに耐える」という意味で、"I don't know how she puts up with him." のように使います。tolerate の同義語として辞書に載っており、多くの場合「選択肢がなく仕方なく我慢する」というニュアンスを伴います。
put up の使い分け
put up は文脈によって複数の意味を持ちます。物理的に「(ポスター・テントなどを)設置する・掲げる」(put up a notice)、「(人を自宅などに)泊める」(put up a friend for the night)、お金の話で「(資金を)出資する」(put up the capital for a project)などです。
使い分けの手がかり
put up with は tolerate に置換でき、目的語は必ず「不快なもの」です。put up は set up/accommodate/provide(funds)などに置換でき、目的語は「掲示物・人・お金」で、不快感とは無関係な中立的な意味を持ちます。with が付くかどうかで意味が完全に切り替わる点に注意します。
なぜ直訳で読み解けないか
up with は「(負担)と同じ高さに立ち、それに耐えて伴う」イメージで、put up with は「不快なものと共に立ち続けて我慢する」ことを表します。一方 up 単体は「上方に設置する・持ち上げる」イメージなので、put up は物理的な設置や宿泊の提供につながります。
よくある誤用
I can't put up his behavior any longer.(誤・with が抜けている)。我慢するには put up with が必要です。with を省略すると意味が通じません。They put up with a tent for the night.(誤)。テントを設営したのは put up(with不要)。「テントを我慢する」という意味には通常なりません。まとめ
- put up with=(不快なこと・人)を我慢する(tolerate に置換可)。with は省略不可
- put up=(看板等を)掲げる/(人を)宿泊させる/(資金を)出す。with なしの中立的な意味
- put up with の目的語は必ず「不快なもの」、put up の目的語は掲示物・人・お金
- with の有無だけで意味の系統がまったく変わる点が最大の注意点
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「I really don’t know how she puts ( ) his constant complaining.」
A. up with
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「They kindly agreed to put us ( ) for the weekend.」
A. up
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「Volunteers put ( ) posters all over the town.」
A. up
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