refuse と reject
refuse は「(申し出・依頼)を断る」(refuse to do も)、reject は「(案・応募・品)を拒絶・却下する」。
断り方の強さ・対象で見分ける
どちらも「断る・拒む」ですが、対象や語法に差があります。
- refuse … 「(申し出・依頼・許可)をきっぱり断る」。refuse + 名詞/refuse to do(〜するのを拒む)。
- reject … 「(提案・応募・製品など)を拒絶・却下・不合格にする」。基準に照らして退けるニュアンス。
| 語 | 対象・語法 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| refuse | 申し出/refuse to do | 断る | He refused to answer.(彼は答えるのを拒んだ) |
| reject | 案・応募・品 | 却下・不合格 | The committee rejected the plan.(委員会は案を却下した) |
語源から見た意志の向き
refuse はラテン語 refundere(注ぎ戻す)に由来し、差し出されたものを「押し返す・受け取らない」という一方的な拒絶のイメージを持ちます。reject はラテン語 reicere(投げ返す)に由来し、いったん検討したうえで「投げ返す・退ける」という評価・選別のプロセスを経たニュアンスを持ちます。同じ「re-(戻す)」を含みながら、注ぐ動作と投げる動作という異なる原義が、受け取らない refuse と審査して落とす reject の違いに対応しています。
refuse は物にも人にも使える柔軟さがある
refuse は refuse a gift(贈り物を受け取らない)、refuse an offer(申し出を断る)のように、抽象的な申し出だけでなく具体的な物にも使えます。reject もplant reject a graft(移植片を拒絶する)のように医学用語(拒絶反応=rejection)としても使われ、この場合は身体が異物を「受け入れない」という判定のニュアンスが生きています。
名詞形が示す結果の重さ
refusal(拒否)は一回の断りを指す比較的軽い名詞ですが、rejection(拒絶・却下)は不合格通知や失恋など、人の心に残るような重い結果を指すことが多い語です。a rejection letter(不採用通知)という定型句があるように、reject 側は「選考の結果として退けられた」という制度的な重みを伴う場面でよく使われます。
まとめ
- refuse=(申し出・依頼)を断る(refuse to do)
- reject=(案・応募・品)を拒絶・却下・不合格にする
- 「〜するのを断る」は refuse to do、審査で退けるは reject
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「The publisher ( ) his manuscript.(出版社は彼の原稿を却下した)」
A. rejected
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「She ( ) to sign the contract.(彼女は契約書への署名を拒んだ)」
A. refused
Q3. 「refuse to do(〜するのを断る)」の形をとるのはどちらですか。
A. refuse
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