regretful と regrettable
regretful「(人が)後悔している・残念に思う」、regrettable「(事が)残念な・遺憾な」。主語が人か事かで使い分ける。
人が感じるか、事が残念かで見分ける
同じ regret(後悔)から派生しますが、主語が違います。
- regretful … 「(人が)後悔している・すまなく思う」。人の気持ち。
- regrettable … 「(事・状況が)残念な・遺憾な」。物事の性質(-able=〜されるべき)。
| 語 | 主語 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| regretful | 人 | 後悔している | She felt regretful about her words.(自分の言葉を後悔した) |
| regrettable | 事 | 残念な・遺憾な | The delay is regrettable.(その遅れは遺憾だ) |
副詞形は形容詞以上に意味が離れている
regretfully(後悔しながら・すまなそうに)は動作の様子を表す副詞で、I regretfully declined the offer.(後ろ髪を引かれる思いでその申し出を断った)のように、動作をする本人の気持ちを描写します。一方 regrettably(残念なことに)は文全体にかかる副詞で、Regrettably, the flight was cancelled.(残念ながら、その便は欠航した)のように、話し手が状況全体を評価するときに使い、動作の主体の心情とは関係がありません。
ビジネス文書で好まれる regrettably
謝罪や通知のメールでは Regrettably, we are unable to proceed with your request.(残念ながら、ご要望にはお応えできません)のように regrettably が文頭でよく使われます。話し手個人の後悔よりも、状況そのものが望ましくないことを客観的に伝える語感が、フォーマルな断りの文脈に合っています。
動詞 regret のあとに来る形にも規則性がある
動詞 regret は regret + 動名詞(regret doing、すでにした行為を悔やむ)と regret + to不定詞(regret to say、これから言う内容を残念に思う)の両方を取りますが、意味が変わります。I regret telling him.(彼に話したことを後悔している)は過去の行為への後悔、I regret to tell him.(残念ながら彼に伝えねばならない)はこれから行う行為への遺憾です。regretful・regrettable の使い分けと同じく、時間の向きが意味を決めています。
まとめ
- regretful=(人が)後悔している・すまなく思う
- regrettable=(事・状況が)残念な・遺憾な
- 主語が人なら regretful、事なら regrettable
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「It was a ( ) mistake that cost us the deal.(取引を失った残念な誤りだった)」
A. regrettable
Q2. 「(人が)後悔している」という意味の語はどれですか。
A. regretful
Q3. 空所に入る適切な語はどれですか。「He gave a ( ) sigh and apologized.(彼は後悔のため息をつき、謝った)」
A. regretful
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