rise と raise
自動詞 rise(上がる)と他動詞 raise(〜を上げる)。目的語の有無と活用で見分けます。
どちらを使う?
lie/lay と同じ「自動詞 vs 他動詞」の関係です。決め手も同じく目的語の有無。
- rise … 自動詞「上がる・のぼる」。目的語をとらない。
- raise … 他動詞「〜を上げる」。目的語が必要。
| 語 | 自他 | 中心の意味 | 活用(原形-過去-過去分詞) | 例文 |
|---|---|---|---|---|
| rise | 自動詞 | 上がる・のぼる | rise - rose - risen | The sun rises in the east.(太陽は東からのぼる) |
| raise | 他動詞 | 〜を上げる | raise - raised - raised | Please raise your hand.(手を上げてください) |
昇給の呼び方が英米で割れる
「昇給」を表す名詞は、イギリス英語では a pay rise、アメリカ英語では a raise が普通です。同じ pay increase を指すのに動詞の自他とは別の理由で語が分かれており、I got a raise. はアメリカ的な言い方、I got a pay rise. はイギリス的な言い方になります。
raise には「上げる」以外の意味も多く、raise a family(子を育てる)・raise an issue(問題を提起する)・raise money(資金を集める)のように、物理的に高くする動作を伴わない用法が日常でよく出てきます。目的語があるかどうかで rise/raise を判断するルールは、こうした比喩的な raise にもそのまま使えます。
見た目が似た arise(生じる・起こる)は rise の親戚ですが、上下運動でなく問題や状況が発生することを表す独立した動詞です。A problem arose during the meeting.(会議中に問題が生じた)のように使い、rise/raise の対応関係には含まれません。
まとめ
- rise=自動詞「上がる」(目的語なし)、活用 rise-rose-risen
- raise=他動詞「〜を上げる」(目的語あり)、活用 raise-raised-raised
- 見分け:直後に「〜を」があれば raise、なければ rise
- lie/lay と同じ「自動詞 vs 他動詞」パターン
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Hot air ( ) because it is lighter.(暖かい空気は軽いので上昇する)」
A. rises
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The company plans to ( ) wages next year.(来年賃金を上げる予定だ)」
A. raise
Q3. rise と raise の見分け方として正しいものはどれですか。
A. 直後に目的語(〜を)があれば raise、なければ rise
全5問はサイトのインタラクティブ版でお試しください。
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