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take to と take apart

同じ take でも to は「好きになる・馴染む」、apart は「分解する・酷評する」。心が近づくか、バラバラにするかの違いです。

好きになる相手か、バラバラにする対象か

take to と take apart は意味の方向がほぼ正反対です。to は「対象へ引き寄せられる」イメージ、apart は「ひとまとまりを部品に分ける」イメージで、そこから比喩の意味が伸びています。

熟語中心の意味典型的な目的語
take to好きになる・馴染むa new hobby, the city, each other
take apart分解する/酷評するan engine, a clock(分解)/ a critic, the essay(酷評)

take to の使い分け

take to は「打ち解けて近づいていく」感覚を表し、"She took to her new colleagues right away." のように相性の良さを述べます。定番の直喩が take to something like a duck to water(水を得た魚のようにすぐ馴染む)で、新しい趣味や環境にすんなり馴染んだことを表す時によく使われます。進行形にもでき、"He's taking to city life better than expected." のように徐々に馴染んでいく過程も表せます。

take apart の使い分け

take apart はもともと「部品ごとにバラバラにする」という物理的な意味(take the engine apart)ですが、そこから「人の発言や作品を部品ごとに検証して欠陥をあばく」という比喩に広がりました。書評やディベートで徹底的に批判するという意味で使われ、"The reviewers took the new policy apart in the committee meeting." のように使います。

なぜ直訳で読み解けないか

to は「対象に向かって近づく」方向、apart は「ひとまとまりだったものが離れて散らばる」状態を運びます。take to は「対象へ take(引き寄せられる)」、take apart は「take した結果、部品が apart(バラバラ)になる」という空間イメージがそのまま意味の分岐点になっています。

よくある誤用

注意He didn't take apart the new job.(誤・意図不明瞭)。新しい仕事に馴染まなかったなら take to(否定形 didn't take to)。take apart は分解・酷評の意味なので、仕事という抽象的な対象には不自然です。
注意The critics took to the film harshly.(誤)。酷評したなら take apart。take to はポジティブな「好きになる」方向にしか使いません。harshly(手厳しく)のような副詞と take to は意味的に矛盾します。
試験ポイント覚え方:to=相手に引き寄せられて好きになるapart=バラバラにして中身を検証する(物理的分解も比喩的批判も同じ動作の延長)。

まとめ

確認クイズ(抜粋)

Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「Surprisingly, my daughter took ( ) swimming like a duck to water.」

A. to

Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「The critics took the new film completely ( ), calling it a disaster.」

A. apart

Q3. take to の言い換えとして最も適切なものはどれですか。

A. begin to like

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