travel と trip と journey
「旅」の3語。travel は移動全般(動詞・不可算)、trip は往復の(短い)旅行、journey は(長い)片道の道のり。
数えられるか・往復かで見分ける
いずれも「旅・移動」ですが、使い方が分かれます。
- travel … 主に動詞「旅行する・移動する」/不可算名詞「旅行(一般)」。a travel とは言わない。
- trip … 可算名詞「(ある目的の)旅行・往復の旅」。多くは短め。a business trip。
- journey … 可算名詞「(長い・片道の)道のり・旅程」。
| 語 | 品詞・数 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| travel | 動詞/不可算 | 旅行する・移動 | I love to travel.(旅行が大好きだ) |
| trip | 可算 | 往復の旅行 | We took a trip to Kyoto.(京都へ旅行した) |
| journey | 可算 | 長い道のり | The journey took ten hours.(その旅程は10時間かかった) |
travel の語源は拷問器具 tripalium に遡る
travel は元をたどると古フランス語 travail(労苦・苦しい努力)に由来し、さらにラテン語 tripalium(三本の杭からなる拷問具)にまで遡る。中世の移動が命がけの苦難を伴ったことが、この語の成立に影を落としている。日常語の travel からは想像しにくいが、travail(産みの苦しみ・激しい労苦)は今も英語に残る同根語である。
journey はフランス語で「一日分の道のり」
journey は古フランス語 journée(一日・一日分の仕事や移動)に由来し、中英語では「馬や徒歩で一日に進める距離」を意味した。現代では所要日数に関係なく使われるが、語源には「一日で行ける範囲」という具体的な尺度が刻まれている。
a business trip と journey of a lifetime の語感差
trip は business trip・day trip のように「目的があって戻ってくる」短い往復を指すことが多く、journey は journey of a lifetime(一生に一度の旅)のように、道のりそのものの重みや変化に焦点が当たる。同じ「旅」でも、trip が用件寄り、journey が体験・過程寄りという語感の違いがここに表れる。
まとめ
- travel=動詞「旅行する」/不可算名詞(a travel は不可)
- trip=可算「往復の(短い)旅行」(a business trip)
- journey=可算「長い・片道の道のり」
確認クイズ(抜粋)
Q1. 空所に入る適切な語はどれですか。「We are planning a ( ) to Okinawa next month.(来月、沖縄旅行を計画中だ)」
A. trip
Q2. 空所に入る適切な語はどれですか。「She wants to ( ) around the world.(世界中を旅したい)」
A. travel
Q3. 「長い道のり・旅程」を表す可算名詞はどれですか。
A. journey
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