よくある誤解

王子・滝野川・西ケ原、境界はどこにあるのか

飛鳥山公園がある町、北区の成り立ちにまつわる誤解を整理します。

王子・滝野川・西ケ原の境界は?

現在の北区は、昭和22年(1947年)に、旧王子区と旧滝野川区が合併して誕生しました。明治以降、両区はもともと別々の行政単位でした。飛鳥山公園の所在地は王子で、公園の南に接する西ケ原や滝野川は旧滝野川区側にあたります。公園のある町と、隣の旧区の町が地続きに並んでいるため、どこからが王子で、どこからが滝野川や西ケ原なのかが分かりにくく感じられます。

地名は王子神社だけに由来する?

「王子」という地名の由来は、王子神社にあります。この土地はもともと岸村と呼ばれていましたが、紀州の熊野から若一王子を勧請して王子権現社が創建されたことで、王子村になったとされます。勧請は元亨2年(1322年)に領主の豊島氏が行ったと伝わり、この年は勧請の伝承年として理解するのが安全です。

出典
  • 国立国会図書館「錦絵と写真でめぐる日本の名所」飛鳥山・王子の解説(岸村から王子村への改称を確認)
  • 三菱地所の住まいリレー「王子神社」ほか紹介記事(1322年の勧請伝承・豊島氏を確認。勧請の年は資料により揺れる)
  • 東京都公文書館「大東京35区物語」・北区役所「王子地区/滝野川地区の地名変更の遷移」(昭和22年3月15日に旧王子区と旧滝野川区が合併して北区が成立したことを確認)

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