社寺・信仰
王子神社・王子稲荷神社と、王子田楽
「王子両社」と、例大祭の最終日に舞われる田楽。
王子両社と別当寺・金輪寺
王子神社と王子稲荷神社は、江戸期には合わせて「王子両社」と呼ばれ、将軍家の崇敬を受けました。王子権現社の別当(神仏習合の時代に神社を管理した寺)を務めたのが金輪寺です。金輪寺は、江戸幕府の宗教政策のもとで関東の真言宗寺院の中でも特別な位置にあったことが、学術論文で論じられています。
寺の起こりや再興にまつわる社伝・伝承は紹介記事ごとに細部が違い、確かめられた資料が見つからなかったため、ここでは書きません。
例大祭の最終日に舞われる王子田楽
王子神社の例大祭は毎年8月に行われます。その最終日に奉納されるのが「王子田楽」で、古くから受け継がれる民俗芸能として紹介されています。花笠をかぶった子どもたちが、笛や太鼓の音に合わせて舞います。
田楽の起源や復興の経緯、文化財の指定区分は、確認できた資料が限られるため断定しません。観覧するときは、その年の例大祭の案内で日程と時間を確かめてください。
出典
- 奈良文化財研究所 全国遺跡報告総覧に載る金輪寺の論文(王子権現社別当であること、関東の真言宗寺院としての位置づけを確認)
- 北区のまち紹介・神社紹介記事(例大祭が8月で、最終日に王子田楽が行われることを確認)。田楽の起源・復興年・指定区分は確認できていない