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Snowpark と Apache Spark の違い

どちらも分散DataFrame APIだが、クラスタを自分で持つか持たないかで運用とコストの構造が変わります。

クラスタを自分で管理するかどうか

Apache SparkとSnowparkは、どちらも遅延評価の分散DataFrame APIという点で似ています。しかし、その裏側にあるインフラは大きく異なります。

Sparkはユーザー自身がドライバーノードとワーカーノードから成る計算クラスタ(多くはJVM環境)を用意し、管理する必要があります。メモリ設定やネットワークのチューニングもユーザーの責任範囲です。一方でSnowparkは、Snowflakeが提供するフルマネージドな環境(Virtual Warehouse)の上で動くため、そうしたクラスタ運用の作業そのものが発生しません。

データの転送(Egress)が要るかどうか

Snowflake上に蓄積されたデータをSparkで処理しようとすると、データを一度Snowflakeの外(Sparkクラスタ側)へ転送する必要が生じる場合があります。この転送にはネットワーク費用や転送時間がかかり、データがSnowflakeの外に出ることによるセキュリティ上の考慮も増えます。Snowparkはデータが存在するのと同じ基盤の上でコードが評価されるため、こうした転送が発生しません。

コストの発生の仕方

Snowflakeの仮想ウェアハウスは秒単位(起動時のみ60秒の最低課金あり)で課金され、一定時間操作がなければ自動的に一時停止(オートサスペンド)し、次のクエリが来ると自動的に再開(オートレジューム)します。Sparkクラスタは、常時起動させておくか、都度起動・停止させるオーバーヘッドを引き受けるかのどちらかになります。

出典

公式ドキュメントの記載にもとづく解説です(実行検証はしていません)。確認日:2026-08-21