よくある誤解、谷中生姜・羽二重団子・谷根千・五重塔

「谷中」を冠する名物や呼び名について、よくある疑問に答える。

谷根千は歴史的な行政区分?

違う。「谷根千」は昭和59年(1984年)10月創刊の地域雑誌『谷中・根津・千駄木』(森まゆみ・仰木ひろみ・山崎範子)に由来する現代の通称で、台東区と文京区にまたがる。江戸期や明治期からあった行政区画の名前ではない。

谷中生姜の産地は台東区谷中?

違う。主産地の「谷中本村」は、現在の行政区分では荒川区西日暮里1〜2丁目付近にあたる。寛永寺の住職などへの贈答用「盆生姜」として広まった縁で、この名称が定着した。

羽二重団子と芋坂は谷中?

現行の行政区分では荒川区東日暮里・西日暮里にあたる。谷中霊園の北東に接し、観光の回遊ルート上にあるため、谷中の名物として一体的に語られることが多い。

五重塔は今も見られる?

見られない。天王寺にあった五重塔は関東大震災も東京大空襲も生き延びたが、昭和32年(1957年)7月6日の放火心中事件で焼失した。現在は谷中霊園内に心礎と礎石が残るのみで、区指定史跡になっている。

出典

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