二十四節気とは|太陽の動きで決まる季節の目盛り
二十四節気は、太陽の動きをもとに一年を二十四に区切った、季節の目盛りである。立春や夏至、冬至といった呼び名は、この目盛りの一つひとつにあたる。
太陽の黄経で決まる
二十四節気は、空を一年かけて移動する太陽の位置で決まる。地球から見た太陽の通り道を黄道といい、その上での太陽の位置を角度で表したものを黄経(こうけい)という。
国立天文台 暦計算室の解説によれば、黄経が0度になる瞬間を春分とし、そこから15度ごとに区切った点が、二十四の節気にあたる。春分が0度、夏至が90度、秋分が180度、冬至が270度で、立春は315度にあたる。太陽が15度進むのにかかる日数はおよそ十五日で、これが一つの節気のおおまかな長さになる。
季節リング(模式図)。太陽が一年かけて黄道を一周し、その円を15度ごとに24等分した点が二十四節気にあたる。春分から反時計回りではなく、太陽の進む向きに沿って春夏秋冬が巡る。
起源と日本での受容
二十四節気は、古代の中国で、太陽の動きから季節を知るためにつくられた。月の満ち欠けにもとづく暦だけでは、年を重ねるうちに暦と季節がずれてしまう。そのずれを正すよりどころとして、太陽の動きによる二十四節気が用いられた。二〇一六年には、中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録された。
日本へは、暦とともに古い時代に伝わった。ただし、もとになった中国内陸部の気候と日本の気候は異なる。日本では、夏至や冬至から季節の感じのピークが一か月ほど遅れるため、暦の上の季節と体感の季節にずれが生じやすい。
日付が年で前後する理由
二十四節気の日付は、年によって一日ほど前後する。一年の長さがちょうど三百六十五日ではなく、約三百六十五・二四日であるためで、節気の瞬間は毎年少しずつ遅れ、うるう年でほぼもとに戻る。立春が二月三日になる年と二月四日になる年があるのは、このためである。
各年の正確な日付と時刻は、国立天文台が計算し、前年の二月に「暦要項(れきようこう)」として官報で発表する。本サイトの日付は「◯日頃」という目安で示すため、正確な日付は暦要項でご確認いただきたい。
四立と二至二分
二十四節気のなかでも、季節の節目となる八つの節気がある。
- 四立(しりゅう)は、立春、立夏、立秋、立冬の四つで、それぞれの季節の始まりにあたる。
- 二至二分(にしにぶん)は、夏至、冬至、春分、秋分の四つで、昼夜の長さの極と均衡にあたる。